むらからまちから館名物! 全国から旬の野菜が有楽町に集まる

全国の旬な野菜が有楽町に集まる

人気No.1は毎日仕入れる野菜!

交通会館の1Fにある「むらからまちから館」に、なにやら人だかりができている。見ると、通路に面した野菜コーナーの品出しの真っ最中。並べるそばから手が伸び、みるみるうちに売れていく!
日本全国からさまざまな物産が集まる「むらからまちから館」の商品。なかでも売り上げの人気ランキングトップにあるのが、なんと「野菜」だそう。
有楽町で野菜!? と意外だけど、これがなかなかすごい品揃え。

「各地方の生産者の方たちが、まず地元の道の駅などに、その日に収穫したものを持っていきます。そこから直に、この売り場に届くんです」(チーフバイヤー・佐久間さん)

卸市場を通さないからか、パッと見渡す限り、スーパーなどで購入するよりも価格も安く抑えられている。葉もの野菜は葉先までピンと張っており、鮮度もバッチリ。生産者の方が手作業で袋詰めを行うためか、大盤振る舞いというべきか量も多めでうれしい。
野菜は毎日入荷がある。その日に入荷した野菜の産地は、売り場のボードに貼りだされる。北海道、宮城、新潟、和歌山、長崎……と、日本全国津々浦々、旬のおいしさが集まっている。季節モノも多い。

むらからまちから館の野菜コーナー

レアものの地元野菜は朝一番で!

むらからまちから館の野菜コーナー

なかには、東京で見かけないめずらしい野菜もある。
「業者ではなく、個人で作っている農家さんからの仕入れなので、1日に5~6個しか出荷されず、この棚にも少ししか並べられないこともあります」(佐久間さん)

まさしくレアもの! 野菜は常に補充はされているものの、朝と午後14時前後がオススメの時間帯かもしれない。
平日の午前中は、50~60歳代の女性が買いに来るほか、夕方から夜にかけては、仕事帰りの男性も多いという。

また、全国から仕入れているので、旬によって入荷はもちろん違う。
「たとえば3月4月は西日本の野菜が人気ですが、4月末から5月になる頃には、旬も少しづつ北上しますから、長い期間、野菜の旬を楽しめますよ」(佐久間さん)

桜前線のように、季節によって、旬も移動していく。縦に長い日本ならではの四季を、有楽町の野菜で体感できてしまうとは、うれしい驚きだ。

むらからまちから館

住所 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル 1F
アクセス JR有楽町駅京橋口・中央口から徒歩1分
TEL 03-5208-1521
営業時間 10:30~19:30 (日・祭日は19:00まで)
定休日 年中無休(年末年始を除く)
URL http://www.kotsukaikan.co.jp/product_sightseeing/59/
東京都千代田区有楽町2-10-1

「ピエトロ」アンテナショップで 新しいドレッシングの使い方!

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ドレッシングが万能調味料に早変わり!

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東京交通会館といえば、各地方のアンテナショップがあって楽しいわけだが、その2階には一風変わったアンテナショップがある。それが、「ピエトロドレッシング」だ。

ピエトロドレッシングといえば、ご存知の方も多いだろうが生タイプのドレッシングとして人気の商品。そのアンテナショップということだが、扱う商品がドレッシングであるだけに、何を“発信”しているのかがとても気になる。
 入口には、ピエトロドレッシングの特徴的な半円型のカラフルなキャップたちがガラスの壁をデコレートしている。

2012年4月にオープンしたこのお店では、20種類以上あるドレッシングをすべて試食可能。定番の「和風しょうゆ」のほか、「焙煎香りごま」や「生搾りたまねぎとごま醤油」、「塩麹オリーブオイル」などなど、目移りしてしまうドレッシングたちが待ち受けているのである。

※ドレッシングのテイスティングができる。豊富な種類から、お気に入りの1本を探してみたい

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福岡の繁華街・天神のスパゲッティのおいしい1軒のレストランから始まったピエトロ。実はその東京営業所は、東京交通会館のオフィスフロアにある。今回はそのオフィスフロアから、食品事業・市場開発室の岡野順子室長にお越しいただきお話を伺った。

「ドレッシングの使い方は、いまはサラダにかけるだけでなく、万能な調味料として使えるということをこのお店を通して発信していきたいと思っています」

 サラダ以外の使い方とは?

「今年4月からランチメニューとして、『Vegi Deli(ベジデリ)食べ放題ビュッフェ』というのを11:00から16:00までご提供してます。ご用意するお料理は、調味料にピエトロドレッシングだけを使った野菜を中心にしたヘルシーなデリメニュー10品目で、それを食べ放題のビュッフェスタイルでお出ししています」

岡野さんが言うように、塩やコショウといった調味料を一切使わず、本当にドレッシングだけで作られたパエリアや、お豆腐の白和えにスープなど、彩り豊かなメニューが並んでいる。
 しかも、ランチで831円というのは、や・さ・いに因んだ価格設定で、栄養バランス、味からすれば、お得感のある価格となっている。

オリジナルのマイボトルを記念日にどうぞ!

こうした独創的なデリメニューは、「マジックレシピ365」という名で紹介されており、店内には、その日ビュッフェに並んだメニューのレシピが用意され、持ち帰ることもできる。

「実は、ドレッシングの使い方はお客様のほうが詳しいんです。特にピエトロドレッシングは加熱をしないフレッシュな生タイプのため賞味期限が短いのです。そのため短期間で使い切っていただかなければなりません。ですから、お客様が独自に工夫されて、炒め物やお肉の下味を付けるのに使ったりと、サラダにかける以外の使い方を次々に見つけてくださるんです。ですから、我々がお客様からレシピを教わることも多いんですよ」

また、このレシピがよくできていて、すべてのメニューが1、2、3のスリーステップで作れるようになっており、美味しいだけではなく時短にもなる工夫が凝らされているのだ。

アンテナショップとしての楽しみは、「味」だけではなかった。

「使い切ったピエトロドレッシングのキャップを持って来ていただけると、ポイントカードに1ポイントが貯まるようにしておりまして、さらに、そうして集めたキャップを保育園などに寄付して、子供たちの独創的な発想をフルに発揮してもらえる“キャップアート”を作ってもらい、東京国際フォーラムでのキッズイベントなどで展示したりしています」

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他にも、来店する楽しみが増える企画があった。自分だけのオリジナルボトルを作ることができるのだ。

「ドレッシングのボトルのフィルムにお好きな絵を書いていただき、それをボトルに巻いてお湯に入れると圧着しますので、オリジナルのドレッシングボトルを作っていただけます。お子さんが母の日や父の日、敬老の日などにプレゼントとして絵を描かれたりしていますよ」

ということで、記者もマイボトル作りに挑戦してみた! ちょうど、取材の前日が娘の誕生日だったこともあり、娘もピエトロファンということを幸いにバースデーメッセージを書いたボトルを作ってみた。デザインが良いか悪いかはさておき、これはなかなか楽しい! 今度は子供と一緒に作ってみたい。

「お料理教室も定期的に開催していますし、飲食だけでなく、食べて、学んで、遊ぶこともできるアンテナショップですので、ぜひお越しください」

※記者が作ったオリジナルボトル。いい記念になること間違いなし

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ちなみに、ランチでも物販でも合計500円以上で1ポイント貯まるポイントカードは、使用後のキャップを持って行っても1ポイント、さらに831(やさい)に因んで、毎月8日と31日にはさらに1ポイントが貯まる。
 このポイントは、10個貯まれば好きなドレッシング1本(180ml)と交換というのだから、太っ腹なポイントサービスである。
 どこまでもフレッシュで爽やかなドレッシングのアンテナショップを楽しんでみてはいかが?

※明るい日差しの差し込むイートインスペース。お昼どきには、多くのお客さんでにぎわう

アンテナショップ ピエトロドレッシング

住所 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル 2F
アクセス JR有楽町駅京橋口・中央口から徒歩1分
TEL 03-5293-0831
営業時間 11:00〜19:00(イートインLO18:30)
定休日 年中無休
URL http://www.kotsukaikan.co.jp/food_shopping/food/365/
東京都千代田区有楽町2-10-1

朝から晩まで賑わう「大阪百貨店」で本場の味を食べ尽くす

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※大阪名物の食品やお菓子、くいだおれ人形などのご当地グッズが並ぶ店内

ええもん、うまいもんが勢揃い! 人気ベスト3はこちら

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たこ焼きやお好み焼き、くいだおれ人形など、名物品は数知れず。東京交通会館の1階にある「大阪百貨店」は、大阪で人気のお土産品などを取り扱うアンテナショップだ。

一番人気の商品は、大阪・北新地の「呼吸チョコ(北新地・ココア)」。アーモンドをマスカルポーネチーズで包み、ココアパウダーでコーティングした元祖ティラミスチョコ。「第25回全国菓子大博覧会」で名誉金賞を受賞した話題の商品で、すぐに売れてしまうんだとか。東京で買えるお店は大阪百貨店のみなので、まとめ買いするチャンスかも!

※「呼吸チョコ」(540円)は “きなこ”、“祇園・抹茶”、期間限定の“いちご”味もある

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続いて第2位は、1945年創業当時から愛され続ける行列店・蓬莱(ほうらい)の「蓬莱のぶたまん」。あの行列店の中華まんを自宅で食べられるなんて、想像するだけでお腹がなりそうだ。厚めのもっちり皮の中に、ジューシーな豚肉と玉ねぎがぎっしり。「蓬莱のしゅうまい」もあるので、合わせて買っておきたい。

※「蓬莱のしゅうまい」(780円)、「蓬莱の豚まん」(800円)

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そして第3位は、丸赤製菓の「ウイスキーボンボン」。国内唯一のボンボン専業メーカーがつくる、昔ながらの砂糖シェルタイプのボンボンチョコレート。「ウイスキーボンボン 手さげBOX」もあるので、ちょっと大人のお土産として喜ばれる。

※砂糖シェルボンボンをチョコでコーティングし、シャリっとした食感

食卓に並べたい。ソース文化ならではの品揃え

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“粉もの”が名物ということもあり、ソース文化が強いといわれる大阪。店内には、たこ焼きソースやお好み焼きソース、焼きそばソース、串カツソースなど、こだわりのソースを豊富に揃えている。

大黒屋の「お好みソース」や「激辛スパイスソース」、鶴橋風月の「特製焼きそばソース」、イチジクの甘みとスパイスのソース「ツヅミ いちじくソース」など、大阪伝統の味が大集合。料理ごとに、お好みのソースを使い分けるのも楽しそうだ。

ほかにも、お馴染みのカップ麺「日清 どん兵衛」の関西ダシや、つるとんたんの「純正うどん」、プレミアムスイーツ「堂島プレミアムバーム」、甘くて香ばしい伝統菓子「久國紅仙堂 もみじの天ぷら」など、話題の商品がたくさんある。

※ソース文化の大阪には、ソースだけでもいろんな種類がある

交通会館で食べる大阪名物「たこ焼き」

大阪百貨店といえば、店内のフードスペースで本格的な大阪グルメを楽しめるのも魅力。お買い物や仕事の合間の軽食、夜はビールやハイボールを飲みながら居酒屋感覚で利用するお客さんも。気軽に立ち寄りやすいのでリピーターも多く、いつ行っても賑やかな雰囲気のお店だ。

店内フードの人気メニューは、やはり大阪名物「たこ焼き」。外はカリッと中はトロッとの本格派! お好みでオリジナルソースや青のり、マヨネーズなどをかけていただこう。

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※道路側に面してお店なので、店員さんがたこ焼きをつくる姿は外から見える
※「たこ焼き」は6個入りで390円。マヨネーズなどはお好みで

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ほかにも「土手焼き」は甘めの味噌と一緒にグツグツ煮込まれ、シャキシャキの青ネギがたっぷり。「いか焼き」は、小麦粉とイカを鉄板でプレスして焼く本場の作り方。初めて食べる人もいれば、懐かしさを求めて食べに来る人もいるだろう。もちろん、「お好み焼き」や「モダン焼き」も店内で食べることができる。

おいしい大阪名物を食したあとは、デザートも食べたいところ。くるみ餅にソフトクリームと白玉を合わせた「クリームくるみ餅」や、夏限定の「氷くるみあん」などの甘味もある。

※店内でグツグツ煮込まれている「土手焼き」は1本190円

暑い季節にピッタリのご当地ひんやりジュース

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一息つきたいけど、ゆっくり飲食している時間がない。そんなときは冷たいドリンクコーナーへ。サンガリアのお茶や、丸福珈琲店のコーヒーや紅茶がずらり。オレンジ・リンゴ・パイン・モモ・バナナの5種類のフルーツをミックスした「みっくすじゅーちゅ」や、子ども向けの乾杯用炭酸飲料「こどもののみもの」など、大阪生まれのご当地ジュースを飲んでみよう。

なかでも、暑い時期にオススメしたいのは「ひやしあめ」。そのまま飲む缶ジュースタイプや、冷たい氷水で割って飲むボトルタイプがある。東京ではあまり見ない飲み物だが、関西では夏の風物詩といわれるほどの定番飲料。水飴の甘さとショウガ風味が独特で、お酒と割って飲んでもおいしいんだとか。

東京にあっても賑やかで楽しい“大阪”。関西に行かないと食べられない、手に入らないような“ええもん”がここにある!

※冷たいドリンクコーナー。壁のポスターには「まいどおおきに」の文字が

※価格はすべて税込み表記になります

大阪百貨店

住所 千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル 1F
アクセス JR有楽町駅京橋口・中央口から徒歩1分
TEL 03-5220-1333
営業時間 10:00〜22:00 (日祝祭)~20:00
定休日 年末年始(交通会館に準ずる)
URL http://www.kotsukaikan.co.jp/product_sightseeing/260/
千代田区有楽町2-10-1

徳島と香川の特産品が大集合!「徳島・香川 トモニ市場」

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徳島・香川の家庭の食卓に欠かせない「かつ天」

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徳島銀行と香川銀行がトモニホールディングスを設立した際、記念事業として作られたのが、「徳島・香川 トモニ市場」。
東京交通会館の1階で3年ほど前から営業中。徳島と香川の特産品が勢揃いする魅力的なスポットだ。

店長の吉川さんに、人気のオススメ商品をピックアップしてもらった。

まずは、徳島の食卓には欠かせない「かつ天」。
かつ天とは、魚のすり身を揚げた徳島の家庭料理。ほんのりカレー風味で、おやつに、おかずに、地元で愛されている逸品だ。

「“懐かしい~”と買って行かれるお客さまが、たくさんいらっしゃいます。そのままでもおいしいのですが、トースターやフライパンで温めていただくとおいしさ倍増です」(吉川さん)

※かつ天とは、魚のすり身を揚げた徳島の家庭料理。地元で愛されている逸品

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また、地方色が出やすい調味料も、かゆいところに手が届くラインナップ。
香川人にとっては「コレじゃなきゃダメ」な一品が、鎌田醤油の「だし醤油」。うどんに、鍋にと大活躍のだし醤油の商品群は、都内で一番の品揃えを誇る。
ほかにも、徳島特産の青唐辛子をごま油で炒め、味付けした「みまから」も、すぐに品切れしてしまう人気商品だ。

オリーブ+そうめん!? 徳島と香川のイイトコ取りで、おいしさを味わい尽くし!

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棚の一角には、各メーカーの乾麺がズラリ。すべてうどんかと思いきや、なかにはそうめんもたくさんある。

「香川といえば”うどん”というイメージがありますが、実はこれからの季節は、そうめんもオススメです」(吉川さん)

香川県小豆島の手延素麺「島の光」は、実は「日本三大そうめん」のひとつ。定番商品に加え、オリーブの果実を練り込んだ珍しい商品もある。淡いグリーンが、見た目にも涼やかだ。
徳島の「阿波半田 手延そうめん」も人気が高い。ひやむぎほどの幅があり、ボリューム感もバッチリ。冷やしても温めてイケる優等生だ。
お歳暮の時期には、贈答用の豪華な箱入りも、よく売れるのだとか。

「ごま油をかけて、冷製でいただくレシピもありますが、オリーブオイルで和えて、ちょっとイタリアン感覚でいただくのもおすすめです」(吉川さん)

小豆島のオリーブを使用した商品は、さすがの品揃え。
10~11月になると、その年に収穫したばかりの新オリーブを使った「オリーブの新漬け」も入荷する。

「その年に採れたオリーブの量によって、入荷量も違うので、すぐに完売してしまうこともあるんです」(吉川さん)

新鮮なオリーブそのものの味を、しっかりと味わえる希少な逸品。「今年はいつから?」と尋ねてくるリピーターさんも多いのだとか。これは早い者勝ちですよ!

※常備しておくと何かと便利な乾麺。バラ売りで好きなものを試してみて

ファンは美味しさを知っている…! 毎日入荷の農産物

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新鮮な農産物を心待ちにしているファンも多い。
農家と直接取引したり、道の駅など生産者が持ち寄る場所から直接入荷したりと、毎日入荷がある。

中でも、一年中欠かさないようにしているのが、すだち。
焼魚に振りかけたり、お酒に入れたり、冷やしうどんにトッピングしたり…と、徳島の食卓には欠かせない。冬はハウスもので少々値段も張るが、夏前には露地物が出まわり、値段も安くなるのでオススメだ。1キロ入りの箱で買っていくお客さんもいるのだとか。

取材している横で、常連さんらしき男性から「今日はキノコはないの?」との問い合わせが。
そのキノコとは「しいたけ侍」。肉厚でみるからにおいしそう!
2日に1度、頻繁に入荷しているが、鍋の時期にはすぐに売り切れてしまう人気商品だ。

※すだちは生だけでなく、加工品も数多く揃う。刺し身に、鍋に、爽やかな風味を添えて

オリジナリティ溢れる商品がいっぱい

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アンテナショップで楽しみなのは、オリジナリティ溢れる地元のお酒。
ここトモニ市場でも、地元の特産品をふんだんに使用したお酒に出会える。
徳島のさつまいも「なると金時」を使用した焼酎、スッキリした味わいの「すだち酒」、日本酒に、ジンとオリーブ葉エキスで香りづけした「讃岐マティーニ」なるものも。
ワンカップと、つまみのいりこがセットになった「いりこ酒」は、すぐに品切れになってしまう。
「1つずつ買って、まずは味を知っていただきたくて」と、お菓子のバラ売りもある。有楽町にあるオフィスで働く女性たちのおやつに人気だとか。

店頭では、うどんの試食販売も行われるなど、イベントも盛りだくさんのトモニ市場。
週末には、アンテナショップめぐりのルートとしても、食通たちに人気のスポットとなっている。

徳島・香川 トモニ市場

住所 千代田区有楽町2-10-1  東京交通会館ビル 1F
アクセス JR有楽町駅京橋口・中央口から徒歩1分
TEL 03-6269-9688
営業時間 10:30~19:00
定休日 無休(年末年始を除く)
URL http://www.kotsukaikan.co.jp/product_sightseeing/47/
千代田区有楽町2-10-1

お菓子やお料理の材料がきっと見つかる!食材専門店「富澤商店」

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オリジナル小麦粉や製粉会社とのコラボ小麦粉も!

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製菓・製パン材料や和食材、中華食材、スパイスがずらり。ルミネ有楽町店(ルミネ1)地下1階にある「富澤商店」では、3000〜4000種類もの食材を取り扱っている。

1919年創業の富澤商店。町田本店の乾物屋さんから始まり、現在は全国に43店舗。自社工場で選別や袋詰め作業を行っているため、品質にこだわったオリジナル商品が揃う。

有楽町店の売れ筋は、パンやケーキ・お菓子などの材料。小麦粉やミックス粉の棚が壁際に並び、まるでオシャレな製粉工場のよう。品揃えが豊富なので、パンやお菓子作りが好きな有楽町マダムのほか、近隣のカフェやレストランなどのスタッフもお買い物に来ているとか。

富澤商店オリジナル商品として、ホームベーカリー専用の強力粉「とみざわからの贈り物 北海道産HB専用粉(江別製粉)」や、用意するのは水だけで美味しい食パンができる「パンミックス(全6種類)」が好評。強力粉や最強力粉、パン用ミックス粉、ホームベーカリー専用粉など、用途に合わせた商品を選ぶことができる。そのほか、横山製粉とコラボした北海道産強力粉「とみざわからの贈り物(春よ恋100%)」など、有名製粉会社とのコラボ小麦粉も新しく販売になる。

また、焼きたてパンを作りたいけど、パン生地から作るのは大変というあなたへ。「冷凍クロワッサン」(4個入り)や「冷凍クッキー」など、冷凍の生地を解凍して焼くだけのお手軽商品もある。パンの種類やクッキーの種類もいろいろあるので、時間がなくても焼きたてのパンでおもてなしできる裏技として活用したい。

めずらしくて可愛い形のクッキー型がいろいろ

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食材だけでなく、お菓子作りやお料理に必要な調理器具もここで買える。お菓子作りのために何軒もまわらなくても、富澤商店だけで揃ってしまうのだ。泡立て器やヘラ、ケーキクーラー、パンメーター、クッキング温度計、クッキングタイマーなど、便利なお料理グッズばかり。もちろん、ケーキの型やマフィンのグラシン紙も揃えられる。

また、クッキー抜型の種類も豊富。定番の「ハート」や「スター」のほか、人の「て」や「あし」、オシャレな「王冠」や「カサ」、動物の「ハリネズミ」や「リス」などの珍しい形もあっておもしろい。200〜300円のお手頃な型から、500〜600円の細かいデザインの型、1000円の大きな型など。そのほか、店頭に並んでいない商品をカタログからお取り寄せすることもできる。楽しい動物のクッキーを焼いて子供たちと一緒につくったり、大切な誰かへのプレゼントにいつもとは違う手作りクッキーを焼いてみるのもいいだろう。

手みやげにオススメのドライフルーツ

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ドライフルーツやナッツ類の品揃えが豊富。「ドライクランベリー」や「ドライチェリートマト」、「ドライマンゴー」など、フルーツ好きも大満足の品揃え!

なかでも、4種類のドライフルーツを詰め合わせた「ドライフルーツアソート」は、訪問先への手みやげ品としてオススメ。干いちじく、プルーン、デーツ(なつめやし)、ドライパインなど、心も体も喜ぶビューティセットをご用意。4種類のナッツを詰め合わせた「ナッツアソート」もある。

オフィスや自宅でのおやつとして、ヨーグルトやケーキのトッピングとして、いろいろなドライフルーツをお試しあれ!

富澤商店 ルミネ有楽店

住所 千代田区有楽町2-5-1 有楽町ルミネ1 / B1F
アクセス JR有楽町駅から徒歩1分。
TEL 03-5222-1715
営業時間 11:00〜21:30(土・日・祝日は〜21:00)
定休日 なし(有楽町ルミネに準ずる)
千代田区有楽町2-5-1

「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は口どけ柔らか新食感!

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朝食やカフェタイムに使える70席のイートインスペース

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有楽町イトシア地下1階のフードアベニュー内にある、1937年創業のアメリカ発ドーナツショップ「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。

店内のショーケースには、シンプルな定番ドーナツのほか、見た目もキュートな個性派ドーナツがずらりと並ぶ。6個入りや12個入りの「ボックス」もあり、手みやげスイーツとして大人気。パッとフタを開けると、ずらりと並ぶドーナツにテンションが上がること間違いなしだ。

テイクアウトのほか、有楽町店には70席ものイートインスペースがあるのはご存知だろうか。コンセントを設置したカウンター席やテーブル席があり、ビジネスやショッピングなど様々なシーンに利用できる。

朝8時からオープンしているので、朝食としてドーナツを食べる人も多い。オープンから午前11時までは、通常より100円お得な朝メニュー「モーニング コンボ」(330円)がオススメだ。看板ドーナツの「オリジナル・グレーズド」と「コーヒー S」(ホット・アイス)のセット。シュガーでコーティングされたオリジナルドーナツは、柔らかさと口の中でとけるような新食感に衝撃を受ける。

期間限定のドーナツはあったかくてひんやり!?

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それぞれのシーズンに合わせた期間限定ドーナツにも注目してほしい。4月下旬から販売している「ドーナツ アイス」は、温かいドーナツ「オリジナル・グレーズド」の上で冷たいバニラアイスがとける新感覚のデザート。ビターキャラメルソースにサクサクのキャラメルポップコーンやアーモンドをトッピングした「ドーナツ アイス キャラメル&ヨーグルト」、ブルーベリーソースにグラノーラをトッピングした「ドーナツ アイス ブルーベリー&ヨーグルト」(各450円)の2種類。ヨーグルトの酸味とビターキャラメルソースのほろ苦さやブルーベリーソースの甘酸っぱさは、甘いドーナツアイスとの相性ぴったり。7月14日(月)までの限定メニューなので、暑い季節にちょっと不思議なひんやり感を!

イタリアやフランスなど、世界のドーナツが新登場!

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5月21日(水)からは、新シリーズ「ワールド・ドルチェ・カップ」がスタート。世界各国を代表するドルチェをモチーフにしたオリジナルドーナツを7月14日(月)までの期間限定で販売する。

イタリア代表は、マスカルポーネ入りのクリーミーな「ティラミス」。エスプレッソのような苦みのコーヒーソースとティラミス専用ココアパウダーたっぷりのちょっと大人な味に。フランス代表の「クレーム ブリュレ」はコクのあるカスタードクリームにカラメルソース、カリッと食感のカラメルキャンディをトッピング。ブラジル代表の「マンゴー パッション」は、マンゴーの王様“アルフォンソ”とパッションフルーツをミックスした情熱的な仕上がりに。

そのほか、イギリス代表の「ピーチ メルバ」、アメリカ代表「レモン チーズ ケーキ」、日本代表の「抹茶 オールドファッション」が参戦! レギュラー商品の「抹茶オールドファッション」190円以外は、すべて1個230円で期間限定の販売となる。

また、各国代表の全6種類をひとつのBOXにした「ワールド ドルチェ ボックス」(1340円)や、人気の「オリジナル・グレーズド」をプラスした12個入りのBOX「ワールド ドルチェ ダズン」(2000円)も期間限定で販売。みんなでワイワイ楽しく選んで、各国の代表スイーツを食べ比べてみよう。

スポーツ観戦で盛り上がる時期、こちらの対決も見逃せない!

※価格はすべて税込み表示になります。

クリスピー・クリーム・ドーナツ 有楽町イトシア店

住所 千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシア フードアベニューB1F
アクセス JR有楽町中央口から徒歩1分
TEL 03-6259-8630
営業時間 8:00〜23:00(ラストオーダー22:30)
定休日 年中無休(有楽町イトシアに準ずる)
URL http://www.itocia.jp/shops/index?shop_id=24
千代田区有楽町2-7-1

黒田官兵衛の故郷を盛り上げる「兵庫わくわく館」

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今年は“姫路”があつい! 官兵衛グッズが続々入荷

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姫路城や神戸港など、数々の名所をもつ兵庫県。東京交通会館の地下1階にある「兵庫わくわく館」は、兵庫県内の人気商品が揃うアンテナショップだ。

お店の入り口には、オススメ商品のコーナーを設置。現在、放送中のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の主人公・黒田官兵衛の故郷ということで、今年2014年は姫路がいつも以上に盛り上がっている。「ひめじ官兵衛プロジェクト」として、県内のお店などで黒田官兵衛の関連商品が販売され、ここ「兵庫わくわく館」でも買うことができる。

大判の醤油せんべい「黒田かむべえ」や、兵庫県丹波の黒豆と姫路市夢前町の夢美人を使った「黒田官兵衛丹波黒豆マドレーヌ」、姫路名物のアーモンドバターを使った「アーモンドバターラスク」など、オリジナリティあふれるお菓子がいっぱい。

酒屋さんなどでは関連のお酒を商品化。なかでも龍力「特別純米 如水」は、官兵衛の盃付き。おちょことして使うのはもちろん、兜(かぶと)のような飾りとしても使えるので、周辺のサラリーマンなどに好評だ。
また、そんなお酒の肴にオススメなのは「ひめじひねポン」。厳選した親鶏を香ばしく焼き上げ、薄くスライスしたコリコリ食感のおつまみ品。ゆず風味の特製ダレをかけて食べよう。

※おすすめコーナーには、黒田官兵衛グッズがびっしり

おいしい “淡路”ブランドの玉ねぎが大人気!

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兵庫県といえば、明石市の「明石焼」が有名。名店「十三味の明石玉」は、こちらのお店でも大人気商品だ。
ちなみに、一番売れている商品は「淡路島産玉ねぎ」。甘みが強くて柔らかい「日本一おいしい!」と言われている淡路島の玉ねぎ。1日に10kg以上売れることもあり、これだけを買いに来るお客さんがいるほど。特に、春夏時期の新玉はさらに甘みが強いので、スライスしてサラダにして食べるとおいしい。

そのほか、春が旬の「いかなごのくぎ煮」や本来は夏の飲み物の「あまざけ」など、季節を感じられる商品も。
また、健康志向の人には「丹波なた豆茶」が注目されている。食物繊維・ポリフェノール・鉄分・カルシウムを多く含み、体にとっても優しい健康茶。入手困難と言われるほど、珍しい商品なんだとか。

※「淡路島産玉ねぎ」(1袋205円)は甘み成分たっぷりで甘みが強い

兵庫のお菓子は新しくて懐かしい

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神戸スイーツを中心に、県内には人気のお菓子がたくさんある。神戸モリーママのラスクは“1日1万枚売れるラスク”として有名。プレーン、メイプル、アールグレイ、チップショコラの4味があり、有楽町でも売れている。また、この洋菓子店の人気商品はラスクだけではない。丸ごと1個の栗をマロンペーストとアーモンドクリームで包み込んだ焼き菓子「魔法のまるごとマロンパイ」入荷してもすぐに売り切れてしまうそう。ほかにも伝統的なフィナンシェ「神戸フィナンシェ・ドゥール」もあるので、おやつタイムに食べておきたい。

県内洲本市にある長手長道堂の「あわじオレンジスティック」も売れ筋のスイーツ。淡路島特産の鳴門オレンジの皮を砂糖漬けにし、チョコレートでコーティング。シャンパンやコーヒー、紅茶とご一緒に。

そのほか、意外な人気を集めているのが神戸市植垣米菓「鶯ボール」。餅米を原料に砂糖や塩で甘辛く煮付けした、かりんとう風味のあられ。神戸のソウルフードでもあり、おばあちゃんやお母さんが家にいつでもストックしていたような昔ながらのお菓子。食べたことがあってもなくてもどこか懐かしい味で、初めて食べたときは新しさも感じさせてくれる。口の中に残るほどよい甘辛さがクセになりそう。きなこ味やミニサイズもある。

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※ワインのお供に食べるなど、「鶯ボール」にハマる若いお客さんも多い

新商品コーナーもチェックしてみよう

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店内には、新しく入荷した商品を並べる“新商品”コーナーもある。コーヒーやお茶などの飲み物や、そばなどの食べ物、お菓子、工芸品など、様々なジャンルの商品。新商品コーナーから継続して販売されるものも。

半年ごとに入れ替えているので、訪れるたびに新しい兵庫の魅力を見つけることができるかも!

※県内で作られた新しい商品や伝統的な工芸品など、お店の新商品が並ぶ

※価格はすべて税込み表示になります。

兵庫わくわく館

住所 千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル / B1F
アクセス JR有楽町駅京橋口・中央口から徒歩1分
TEL 03-6273-4133
営業時間 10:00〜19:00
定休日 年末年始(交通会館に準ずる)
URL http://www.kotsukaikan.co.jp/product_sightseeing/272/
千代田区有楽町2-10-1

ワインについて本気になったら…アカデミー・デュ・ヴァン

アカデミー・デュ・ヴァン

ワイン好きなら、一度は本格的に学んでみたいという思いが、頭をよぎったことがあるハズだ。

そんな夢を、一歩現実に近づけてくれるのが、「アカデミー・デュ・ヴァン」。

青山、銀座そして大阪、名古屋にもクラスを構えるワインスクールだ。研究科まで含めると、100を超える講座がある。

中でも、初心者にオススメなのが「ワイン総合コース」の「Step-Ⅰ」だ。

いったいどんな人々が学んでいるのだろうか?

まずは人気のクラスに、取材に行ってみた。

女性と男性の割合は6:4

受講風景

銀座教室のクラスは交通会館の3F。昼間のクラスと夜のクラスがある。登録しているのは、20代から70代と年齢層も幅広く、学生や主婦、飲食業に従事する男性など、さまざま。

昼間のクラスは飲食店関係の仕事に就いている方が多いとのこと。なるほど、男性の参加者も多い。

白ワインの造り方

「ワイン総合コース」の「Step-Ⅰ」は、基礎を体系的に学びたい人のための初級コース。

4月、10月開講の2期制で、週に1回、全20回かけ、ワインの基礎を学ぶ。

2時間の授業のうち、前半の1時間は座学。

本日の内容は「白ワインの造り方」について。

白ワインに使用するブドウの品種や、製造工程、発酵の際の化学変化のことまで、細かく学んでいく。

「ワインというと、一見、華やかですが、製法からきちんと勉強したいという方も多いです」(スタッフの乾さん)

好きなワインのことだからか、難しく感じないのが不思議なところ。

今まで意識せず接していたグラスの中のことに、補足説明をしてもらう感覚。自然と納得がいく内容だ。

いざ、テイスティング!

テイスティング

授業の後半は、テイスティング。

毎回、6種類ほどのワインを試飲する。しかも、コースの4回目からは「ブラインドテイスティング」。ボトルやラベルを隠して試飲し、品種や産地などを当てるというもの。

このコースの努力目標は、2つある。

ひとつ目は「香りを嗅いだり、飲んだりしただけで、基本品種が分かるようになること」。ものすごくハードルが高いように思えるが…

「早い人で10回目のテイスティングから、遅い人でも15回目ぐらいからは、みなさんできるようになりますよ」(乾さん)

取材に行った日は、白ワインのテイスティング。

6種並べて飲み比べてみると、同じ白ワインでも、産地により、驚くほど味や風味に違いがあることに気づく。さらに講義で、色、香り、酸、果実味など、比較するポイントも細かく習っているため、なおさらだ。“なんとなく”で飲んでいた白ワインの奥深さに、気付かされた思いだ。

ワインを楽しむために、有楽町で学ぶ

テイスティング

努力目標のふたつ目は「ラベルが読めるようになること」。

「これができるようになれば、お店に行っても、任せきりにせず、自分で選べるようになり、楽しみが増します」(乾さん)

授業が終わった後には、希望者を募って「クラス会」がある。お店にワインを持ち込んで、講師を交え、ワインについてさらに見識を深めることができる。

「自宅でワインを数多く揃えるのは大変ですが、教室だと毎週、6種類のワインを試飲できるのが喜ばれています。“継続は力なり”と言うとおり、週に1回、通い続けることで、知識や技術が確実に身に付きます」(乾さん)

日程の都合がつかないクラスは、来期まで振り替えできる。週に1回も通えないという人のために、6月開講の「ゆっくりコース」もある。隔週ペースで、約10ヶ月かけて同じ内容を学ぶ。

各回のテーマも魅力的。

ワイングラスの名門リーデル社のグラスで試飲する「グラスとデキャンタの魔法」や、4種のチーズと共にテイスティングする「料理とワインの相性(華やかに彩られた人間の英知)」など、クラスが進むにつれてテーマも豊かさを増していく。

せっかく好きなワインだから、一生に一度ぐらい、真剣に学んでみるのもいいかもしれない。

アカデミー・デュ・ヴァン 銀座教室

住所 千代田区有楽町2-10-1  東京交通会館 / 3F
アクセス JR有楽町駅京橋口・中央口から徒歩1分
TEL 03-3486-7769
営業時間 授業のある日のみの営業
定休日 不定休 ※日によって変動あり
URL http://www.kotsukaikan.co.jp/clinic_service/school/44/
千代田区有楽町2-10-1

和食の源!?「わかやま紀州館」で、日本を丸ごと味わおう

わかやま紀州館

リピーターを魅了してやまない「わかやま紀州館」独自の品揃え

和歌山県のアンテナショップ「わかやま紀州館」。今年の2月で開店10周年を迎え、昼間は沿線の主婦、夕方からは近隣のサラリーマンで混み合う。

リピーターが多い理由は、その独自の品揃え。
海産物、農産物、その加工品など、地元でしか食べられない食材が、店頭を賑わせる。

ぶどう山椒・くじらのテッパ

ちょっと耳慣れない食材を、いくつか紹介しよう。

ぶどうのように実ることからその名がついた「ぶどう山椒」。爽やかな緑色の山椒だ。
ピリリと辛味が強く、香りが高いのが特徴で、肉や魚料理のアクセントに最適。
発汗作用があり、新陳代謝を促す働きもあるのだとか。
亀田製菓の「柿の種」とコラボしたこともあり、相性の良い食材を結婚相手と見立てた人気投票では、なんと全国1位を獲得した。

クジラのヒレの部分「くじらのテッパ」も人気商品。
日本の古式捕鯨発祥の地といわれる太地町(たいじちょう)で生産されている。湯通ししてあり、酢味噌ですぐいただける手軽さと、360円というお手頃価格もうれしい。酒の肴はもちろん、ごはんのおかずにもおすすめだ。

なれ寿司

「和歌山は南北に長いので、北と南では食文化がぜんぜん違うんですよ」

そう語るのは、わかやま紀州館でプロジェクトマネージャーを務める井沼さん。

例えば、祭りのときには必ず食卓に並ぶ郷土料理「なれ寿司」も、地域により使う魚も違う。「サンマのなれ寿司」は、熊野地方のものが有名。わかやま紀州館でも毎週土曜日に入荷があり、固定ファンがすぐに買っていくという。

四季折々の果物、旬の農産物

和歌山の特産品 みかん

和歌山の特産と言えば、みかんをはじめとする柑橘類。みかん、はっさくは、生産量日本一を誇る。
そのほかにも、温暖な気候にはぐくまれ、柿、梅、桃など、1年を通してみずみずしい果物が楽しめる。店頭に並んだときの良い香りも、楽しみのひとつだ。
和歌山県北山村原産の柑橘「じゃばら」は、花粉症に効くと話題にのぼり、春先には関連商品がずいぶん売れたのだとか。

果物を使ったゼリーやジュース、お酒などもたくさん揃う。目移りしてしまう。中にはスモモ梅を使った美しい色合いの梅酒も。贈答品にもオススメだ。

木曜・日曜以外は毎日入荷する、旬の農産物も見逃せない。この日は特産品の豆類のほか、山菜も入荷があった。

地元の食材は、地元の調理法でいただくのがいちばん!
「調理法などは、スタッフにどんどん聞いてください!」と、井沼さんも言うとおり、スタッフの方が親切に教えてくれる。レシピが用意されていることもあるので、気軽にたずねてみて。

四季折々の果物、旬の特産物

梅干しの品揃えは譲れない! 驚きの常時50~60種

紀州の梅

紀州といえば、やっぱり梅! わかやま紀州館でも、売り上げの約3割を占めるという。
「日本では一番ではないでしょうか」と井沼さんも胸を張る、その圧巻の品揃えは、常時50~60種!

昔からある塩漬け、スタンダードなしそ漬、はちみつやかつおなどで風味付けしたもの、減塩タイプなど、様々な種類を取り揃え、すべて試食もできる。
南高梅の特徴は、しっとりした果肉。「私はコレじゃないと」と譲らないファンも多い。

「おへそに梅干しを貼ると、乗り物酔いしない」と、子供の頃おばあちゃんに言われたのは、私だけではないハズだ。真偽の程は不明だが、梅干しにさまざまな効能があることは間違いない。
夏バテや熱中症防止に、8月がいちばん売れるという。

意外とあの食品も!? さまざまな和食を生み出す和歌山の底力

さまざまな和食を生み出す和歌山の底力

世界遺産にも認定された「和食」。
実は和歌山が発祥だという食品が、多数あるのをご存知だろうか。

具だくさんで、豆腐や野菜などのおいしさを際立たせる「金山寺みそ」。鎌倉時代に、和歌山の禅僧が宋から製法を持ち帰ったのが始まりと言われている。

また、和食に欠かせない醤油も、みそ作りの工程で生まれたものなのだとか。
ほかにも、かつお節、高野豆腐、梅干し、羊羹など、和歌山が発祥の地だと言われる食品はたくさんある。
和歌山は、和食の源流として、忘れてはならない場所なのだ。

アンテナショップの隣には、和歌山県の観光情報が得られるブースもある。

「和歌山のことを、少しでも知っていただけたらと、旅のご相談にも乗っています。情報発信基地として、これからも県全体のPRに力を入れて行きます」(井沼さん)

まずはアンテナショップで、和歌山の奥深い魅力にふれてみてはどうだろうか。

わかやま紀州館

住所 千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 / B1F
アクセス JR有楽町駅から、徒歩1分
TEL 03-6269-9434
営業時間 10:00~19:00(日祝は~18:00)
定休日 年末年始
URL http://www.kotsukaikan.co.jp/product_sightseeing/276/
千代田区有楽町2-10-1