むらからまちから館名物! 全国から旬の野菜が有楽町に集まる


全国の旬な野菜が有楽町に集まる

人気No.1は毎日仕入れる野菜!

交通会館の1Fにある「むらからまちから館」に、なにやら人だかりができている。見ると、通路に面した野菜コーナーの品出しの真っ最中。並べるそばから手が伸び、みるみるうちに売れていく!
日本全国からさまざまな物産が集まる「むらからまちから館」の商品。なかでも売り上げの人気ランキングトップにあるのが、なんと「野菜」だそう。
有楽町で野菜!? と意外だけど、これがなかなかすごい品揃え。

「各地方の生産者の方たちが、まず地元の道の駅などに、その日に収穫したものを持っていきます。そこから直に、この売り場に届くんです」(チーフバイヤー・佐久間さん)

卸市場を通さないからか、パッと見渡す限り、スーパーなどで購入するよりも価格も安く抑えられている。葉もの野菜は葉先までピンと張っており、鮮度もバッチリ。生産者の方が手作業で袋詰めを行うためか、大盤振る舞いというべきか量も多めでうれしい。
野菜は毎日入荷がある。その日に入荷した野菜の産地は、売り場のボードに貼りだされる。北海道、宮城、新潟、和歌山、長崎……と、日本全国津々浦々、旬のおいしさが集まっている。季節モノも多い。

むらからまちから館の野菜コーナー

レアものの地元野菜は朝一番で!

むらからまちから館の野菜コーナー

なかには、東京で見かけないめずらしい野菜もある。
「業者ではなく、個人で作っている農家さんからの仕入れなので、1日に5~6個しか出荷されず、この棚にも少ししか並べられないこともあります」(佐久間さん)

まさしくレアもの! 野菜は常に補充はされているものの、朝と午後14時前後がオススメの時間帯かもしれない。
平日の午前中は、50~60歳代の女性が買いに来るほか、夕方から夜にかけては、仕事帰りの男性も多いという。

また、全国から仕入れているので、旬によって入荷はもちろん違う。
「たとえば3月4月は西日本の野菜が人気ですが、4月末から5月になる頃には、旬も少しづつ北上しますから、長い期間、野菜の旬を楽しめますよ」(佐久間さん)

桜前線のように、季節によって、旬も移動していく。縦に長い日本ならではの四季を、有楽町の野菜で体感できてしまうとは、うれしい驚きだ。

むらからまちから館

住所 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル 1F
アクセス JR有楽町駅京橋口・中央口から徒歩1分
TEL 03-5208-1521
営業時間 10:30~19:30 (日・祭日は19:00まで)
定休日 年中無休(年末年始を除く)
URL http://www.kotsukaikan.co.jp/product_sightseeing/59/
東京都千代田区有楽町2-10-1