暮らしに根ざした「衣・食・住」のライフスタイルをトータルで提案する「無印良品」。1980年に産声をあげてから今日まで、商品だけでなく店内BGMにまでこだわり、オリジナル音楽を使用してきました。音楽にも独自の解釈で提案を続けてきた同ブランドの「無印良品 有楽町」内にある「ATELIER MUJI(アトリエムジ)」にて、こだわりで彩られた店内BGMにスポットをあてた「地球の音楽展」を2015年3月1日(日)まで開催。同イベントでは新たに誕生した「BGM+」シリーズを発表するほか、トークイベントを企画しています。
「無印良品の音楽」から「音楽の無印良品」への転換で生まれたBGM
ナチュラルで居心地や素材の良さが特徴のブランドらしさを表現する音楽も「無印良品」でありたい。誕生から2000年までの20年間、日本の商業音楽最前線で活躍するプロの音楽家が手がけたオリジナル作品をBGMとして使用していた同ブランドは、「無印良品の音楽」の時代から、2001年、BGMのあり方を見直し「音楽の無印良品」へと転換。暮らしに根ざす同ブランドらしく、時代を超えて暮らしに息づく「伝統音楽」が持つ安らぎに着目しました。
「音楽の無印良品」を探し世界を旅した14年もの旅の記録はCD化され、「BGM」シリーズとして19作リリース(2014年9月現在)。その旅の途中で交流した「伝統音楽」の継承者かつ独自の表現を持つアーティストでもあるたくさんの音楽家たちが紡ぎ出す音楽にも「音楽の無印良品」が溢れていることにフォーカスし誕生させたのが「BGM+」シリーズ。地域の文化や民族性に軸足を置きながらも、「今」という時代とともに生きる音楽家の感性が光る、もうひとつの「音楽の無印良品」になっています。
萬代基介氏による「地球」「人同士のつながり」を表した球体が印象的な音楽展
期間中の「ATELIER MUJI(アトリエムジ)」は、透明の大きな球体が印象的な真っ白い空間に。「地球」「人同士のつながり」を表した「円=球体」のスペース構成は、建築家・萬代基介氏(萬代基介建築設計事務所)によるもの。球体の中に入ると、球体内に流れる柔らかでやさしい音楽に身を包まれるような体感ができる斬新かつ「無印良品」らしい仕掛けが楽しめます。
また、壁には日本語と英語で記されたパネルを展示。ファッション、デザインなど各界の専門家が暮らしの中における「音楽」を語っており、それぞれのライフスタイルに自然と溶け込んでいる音楽と人間、暮らしとの親和性の高さが伺える「地球の音楽展」にふさわしいパネルになっています。
期間中は有楽町で、服や音楽をテーマにしたトークイベントも実施
期間中には、服や音楽をテーマにしたトークイベントなども実施。デザイン評論家・柏木博、写真家・石川直樹、ブロードキャスター・ピーター・バラカンの出演を予定しています。「無印良品」だからこそ可能にした、暮らしに根ざした音楽展。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
無印良品 「地球の音楽展」
住所 | 東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町2F ATELIER MUJI |
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アクセス | 東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」下車 1出口 徒歩3分 |
TEL | 03-5208-8241 |
期間 | 2014年11月21日(金)-2015年3月1日(日) |
営業時間 | 10:00-21:00 |
定休日 | なし |
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