無印良品の思いが見えてくる――ATELIER MUJIにて30年間の商品を紹介する企画展


無印良品が生んだ“新しいデザイン”に迫る

インフォス有楽町内「無印良品」の2階にあるATELIER MUJI(アトリエ ムジ)にて「私も無印良品展 -加賀谷優の仕事-」が開催される。11月16日まで。

大量生産・大量消費の時代に、消費社会のアンチテーゼとして誕生したブランド「無印良品」。商品自体が目立ちすぎず、謙虚でいながら斬新な精神を保ち続けているのが特徴です。そんなブランドの発足には、従来の「優れた感覚のデザイナーに力を借りた商品開発」とは異なる、デザインの新しい定義が必要だったといいます。

今回の企画展では、こうした無印良品の考え方に賛同するプロダクトデザイナー・加賀谷優が手掛けた商品を展示。創世期から現在まで、30数年間にも及ぶ商品を通じて、ブランドの変わらない思いを伝えたいとのこと。

おなじみのあの商品が展示されているかも?

展示されるアイテムの中には、わたしたちにも馴染み深いものが多数。
1985年のクラフトステーショナリーシリーズは、80~90年代に学生生活を送った人なら一度は使ったことがあるのではないでしょうか。何も印刷されていないシンプルな表紙には、白いキャンバスに向かうときと同じように、ユーザーが高揚感や自由を感じる余白があります。それぞれがどのように使うかを考え、アレンジを楽しんで、初めて完成する「自分だけのノート」と、無印良品は定義しています。

そのほか、アルミ照明器具シリーズ(1990)や脚付きマットレス(1991)、PP収納シリーズ(1997)、スタッキングシェルフ(2008)といったさまざまな商品を紹介。
アイテムの裏に隠された“無印の想い”を、きっと感じられるはずです。

無印良品 -加賀谷優の仕事-
(このイベントは終了しました。)

住所 東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町2F ATELIER MUJI
アクセス 東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」下車 1出口 徒歩3分
TEL 03-5208-8241
期間 2014年9月19日(金)-11月16日(日)
営業時間 10:00-21:00
定休日 なし
東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町2F