ワイン好きなら、一度は本格的に学んでみたいという思いが、頭をよぎったことがあるハズだ。
そんな夢を、一歩現実に近づけてくれるのが、「アカデミー・デュ・ヴァン」。
青山、銀座そして大阪、名古屋にもクラスを構えるワインスクールだ。研究科まで含めると、100を超える講座がある。
中でも、初心者にオススメなのが「ワイン総合コース」の「Step-Ⅰ」だ。
いったいどんな人々が学んでいるのだろうか?
まずは人気のクラスに、取材に行ってみた。
女性と男性の割合は6:4
銀座教室のクラスは交通会館の3F。昼間のクラスと夜のクラスがある。登録しているのは、20代から70代と年齢層も幅広く、学生や主婦、飲食業に従事する男性など、さまざま。
昼間のクラスは飲食店関係の仕事に就いている方が多いとのこと。なるほど、男性の参加者も多い。
「ワイン総合コース」の「Step-Ⅰ」は、基礎を体系的に学びたい人のための初級コース。
4月、10月開講の2期制で、週に1回、全20回かけ、ワインの基礎を学ぶ。
2時間の授業のうち、前半の1時間は座学。
本日の内容は「白ワインの造り方」について。
白ワインに使用するブドウの品種や、製造工程、発酵の際の化学変化のことまで、細かく学んでいく。
「ワインというと、一見、華やかですが、製法からきちんと勉強したいという方も多いです」(スタッフの乾さん)
好きなワインのことだからか、難しく感じないのが不思議なところ。
今まで意識せず接していたグラスの中のことに、補足説明をしてもらう感覚。自然と納得がいく内容だ。
いざ、テイスティング!
授業の後半は、テイスティング。
毎回、6種類ほどのワインを試飲する。しかも、コースの4回目からは「ブラインドテイスティング」。ボトルやラベルを隠して試飲し、品種や産地などを当てるというもの。
このコースの努力目標は、2つある。
ひとつ目は「香りを嗅いだり、飲んだりしただけで、基本品種が分かるようになること」。ものすごくハードルが高いように思えるが…
「早い人で10回目のテイスティングから、遅い人でも15回目ぐらいからは、みなさんできるようになりますよ」(乾さん)
取材に行った日は、白ワインのテイスティング。
6種並べて飲み比べてみると、同じ白ワインでも、産地により、驚くほど味や風味に違いがあることに気づく。さらに講義で、色、香り、酸、果実味など、比較するポイントも細かく習っているため、なおさらだ。“なんとなく”で飲んでいた白ワインの奥深さに、気付かされた思いだ。
ワインを楽しむために、有楽町で学ぶ
努力目標のふたつ目は「ラベルが読めるようになること」。
「これができるようになれば、お店に行っても、任せきりにせず、自分で選べるようになり、楽しみが増します」(乾さん)
授業が終わった後には、希望者を募って「クラス会」がある。お店にワインを持ち込んで、講師を交え、ワインについてさらに見識を深めることができる。
「自宅でワインを数多く揃えるのは大変ですが、教室だと毎週、6種類のワインを試飲できるのが喜ばれています。“継続は力なり”と言うとおり、週に1回、通い続けることで、知識や技術が確実に身に付きます」(乾さん)
日程の都合がつかないクラスは、来期まで振り替えできる。週に1回も通えないという人のために、6月開講の「ゆっくりコース」もある。隔週ペースで、約10ヶ月かけて同じ内容を学ぶ。
各回のテーマも魅力的。
ワイングラスの名門リーデル社のグラスで試飲する「グラスとデキャンタの魔法」や、4種のチーズと共にテイスティングする「料理とワインの相性(華やかに彩られた人間の英知)」など、クラスが進むにつれてテーマも豊かさを増していく。
せっかく好きなワインだから、一生に一度ぐらい、真剣に学んでみるのもいいかもしれない。
アカデミー・デュ・ヴァン 銀座教室
住所 | 千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 / 3F |
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アクセス | JR有楽町駅京橋口・中央口から徒歩1分 |
TEL | 03-3486-7769 |
営業時間 | 授業のある日のみの営業 |
定休日 | 不定休 ※日によって変動あり |
URL | http://www.kotsukaikan.co.jp/clinic_service/school/44/ |
有楽町today編集部が有楽町についての情報を発信します。