南から北まで、圧巻のラインナップ
日本全国からさまざまな物産が集まる「むらからまちから館」。もちろん、和菓子のラインナップも充実。中でもチェックしたいのは生菓子だ。
「贈答用の、いわゆる“箱モノ”ではなく、自分が自宅で食べたいものをテーマに揃えているんです」
チーフバイヤーの佐久間さんはそう話す。
その言葉通り、おまんじゅうやお餅などの生菓子が、箱詰めではなく、バラ売りされている棚がある。
和菓子の魅力と言えば、何と言ってもその地域色。旅先で、知らない味に出会った時の喜びはひとしおだ。そのどれもが1個買いできるなんて、うれしいではないか。
めずらしい「みそあん」のかりんとうまんじゅうなどもある。
「有名なものはないかもしれませんが、その土地で食べられているもの、つまり地元でしか売っていないようなものを揃えています」(佐久間さん)
地元の味が楽しめるというところに、なんだかすごいお得感がある。
同じだけど違う!? 和菓子の魅力
ところで、商品が並ぶ棚を見ていると、同じ商品名でも産地の違うものがチラホラ…。
「同じお菓子でも、土地が違えば味が違います。たとえば、全国各地で少しずつ個性が違う“ゆべし”。例えば、餅の食感などが微妙に違うんですよ。また、宮城県の“ずんだ大福”も、同じ宮城県のものですが、生産地が違うものを揃えています」(佐久間さん)
和菓子と言えば外せない草餅も、いくつかの産地のものが棚に並んでいる。同じものなのに地方によって味が独自に進化しているところに、和菓子の奥深さとともに、その地域の味が隠されているようで面白い。
バラ売りだから気軽に味比べができるのもうれしいポイント。全種類制覇して、それぞれの違いを地方別に語れるようになったりしたら、それはもう通です。
故郷の味を懐かしむもよし、友人同士でオススメしあうもよし。1個売りの“地元生菓子”で、お茶タイムは盛り上がること間違いなし!
むらからまちから館
住所 | 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル 1F |
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アクセス | JR有楽町駅京橋口・中央口から徒歩1分 |
TEL | 03-5208-1521 |
営業時間 | 10:30~19:30 (日・祭日は19:00まで) |
定休日 | 年中無休(年末年始を除く) |
URL | http://www.kotsukaikan.co.jp/product_sightseeing/59/ |
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