天井まである大きな窓からは、銀座・有楽町の街が広く見渡せる。モノトーンのペイントが施されたスタイリッシュな店内には、開店と同時に、大勢のお客さまが、なだれ込むように訪れる。マロニエゲート11Fにある、人気店だ。シンガポールにある現地の有名店4店と提携し、レシピを共有している。
生きたまま輸入する新鮮な「マッドクラブ」
中でも力を入れているのは、生きたまま直輸入する「マッドクラブ」というカニ。
「マッドクラブはすぐに鮮度が落ちてしまうので、生きたまま仕入れることが何より大切なんです」(店長の真木さん)
これまで生きたままの輸入は難しく、日本では“幻の高級ガニ”と呼ばれていたマッドクラブ。さまざまな手をつくして、現地からの調達ルートを確保し、安定供給を可能にした。流通コストは相当なものだが、カニは鮮度が命。2日に一回、新鮮なマッドクラブが店に届く。
「生きたマッドクラブが食べられるのは、日本ではうちだけです」(真木さん)
店頭の水槽には、サイズもさまざまなイキイキしたカニが揃い、さまざまな料理法で楽しめる。自ら水槽に足を運び、好きなカニを指定するお客さまもいるのだとか。
30種を越える料理が楽しめる、圧巻のランチビュッフェ
ランチビュッフェの充実感はすごい。サラダ、前菜、メイン、ライス、デザートまで、30種類を超えるメニューが楽しめる。シンガポールには中国をベースに、タイやマレーシア、インドネシアなど、さまざまな国の文化が流れこんでおり、食文化も多彩。
その食文化がまるごと楽しめるのが、このランチビュッフェだ。ナンプラーやXO醤、ココナッツやさまざまなソース。思いつく限りのアジアンテイストが、ここにはある。聞きなれないメニューでありながら、食欲をそそられる料理がこれでもかと並ぶ。
ビュッフェにはヌードルメニューもある。スパイスの効いた東南アジアの麺料理は、女性にも大人気だ。
米の麺はすぐに伸びてしまうため、作り置きはしないのも、こだわりのひとつ。オープンキッチンにある「ヌードルバー」では、2種のヌードルを提供。一杯ずつ、アツアツをその場で作ってくれる。
できたての「ラクサヌードル」は、麺のコシはもちろん、ココナッツミルクのまろやかさと、エビのエキスのこってりとした旨味がたまらない。ピリリとした香辛料も相まって、あとを引くおいしさだ。
思い思いのメニューを堪能したら、充実した南国風デザートをゆっくりと楽しむ。まるでリゾートに来たかのような幸福感だ。
素晴らしい見晴らしで、リゾート気分!
店の奥には、これまた大きな窓で、見晴らしの良い半個室もある。都会にありながら、この開放感は、貴重な空間だ。
ランチタイムは女性が多いが、ディナータイムには年配の男性も訪れ、東南アジア各国のエスニック料理を楽しんでいく。パーティや歓送迎会での利用にも便利な広々とした空間。10名以上で訪れ、思い思いの時を楽しく過ごしていく団体のお客さまも多いという。
マロニエゲート11階の「シンガポール・シーフード・リパブリック」で、ちょっとしたリゾート気分を味わうのはどうだろう。
シンガポール・シーフード・リパブリック
住所 | 中央区銀座2-2-14 マロニエゲート11F |
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アクセス | JR有楽町駅から徒歩3分 |
TEL | 03- 5524-7615 |
営業時間 | 11:00〜23:00 |
定休日 | なし(マロニエゲートに準ずる) |
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