マリオンクロックが有名になったきっかけは? 巨大リースを模したイルミネーションも開催中


有楽町マリオンの数寄屋橋側で、時を刻み続けている「マリオンクロック」。毎時ちょうどに合わせてファンファーレを鳴らす人形が登場し、楽しげに楽器を演奏するさまは、誰もが一度は見たことがあるのではないでしょうか? 30周年を記念して、今年の10月には特別デコレーションも実施したのだとか。今回は、そんなマリオンクロックの豆知識をご紹介しましょう。

待ち合わせ場所の定番になったきっかけは?

1984年に完成したマリオンクロックは、長い間待ち合わせ場所の定番として愛されてきました。夕方頃には多くの人が立ちどまり、相手を見つけては、賑わう街へと繰り出していきます。

「フランク永井の『有楽町で逢いましょう』や、数寄屋橋でヒロインと相手役が出会う朝ドラ『君の名は』などの作品でもわかるように、昔から有楽町は待ち合わせのメッカ。そこにシンボルとなる時計ができたことで、徐々に定着してきたのだと思います。30周年記念のキャンペーンでも、有楽町を“待ち合わせの街”として改めて盛り上げるため、松任谷由実さんの代表曲『ANNIVERSARY』を期間限定で流しました」(有楽町センタービル管理株式会社・伊東和夫さん)

時計のからくり人形や楽曲は変わるの?

キュートなからくり人形や楽しげに響くBGMは、どちらもおなじみの光景です。季節によって楽曲が変わることもありますが、キャンペーンやプロモーションで曲を流すことはほとんどない様子。先日の30周年記念で松任谷由実を流したほかでは、過去に2度だけなのだとか。

2012年にはMr.Childrenのデビュー20周年を記念して、『365日』と『Sign』が流れました。2013年には映画『レ・ミゼラブル』のキャンペーンで代表曲の『夢やぶれて』が流れ、映画ファンにも好評だったよう。

ちなみに、からくり人形は洋服などのデコレーションが変わることはあるものの、デザインが大幅に変更されたことはこれまでにないそうです。人形の背丈は約53cmと、生まれたての赤ちゃん程度。小さな体で、健気に時刻を知らせてくれているのです。

有楽町マリオンでは、趣向を凝らしたイルミネーションも!

有楽町マリオンでは、2014年11月29日からクリスマスイルミネーションを開催中。1Fセンターモールの吹き抜けで、マリオンクロックをモチーフにした直径4mのリースがお客様をお迎えしています。周囲に7000球のLEDや星のLEDオブジェがきらきらと輝き、歩くだけでも楽しめるはず。通常営業中のマリオンクロックとマリオンクロックイルミネーションを、見比べてみてもよいでしょう。

また、マリオン内のルミネや阪急MEN’S TOKYOでは、それぞれにイルミネーションやクリスマスツリーが登場します。趣向の異なるキャンペーンなので、見回ってみるのもよさそう。

歴史あるマリオンクロックで待ち合わせして、さまざまなイルミネーションを巡る……なんてクリスマスはいかがでしょうか?