(このフェアは終了しました。)
皇居、日比谷公園などから集められた花の蜜をいただく
2010年に、初めてマロニエゲートの屋上にミツバチの巣箱が置かれてから、もう5年目。今年も有楽町の花から採れたはちみつをいただく「銀座はちみつフェア」(8月18日から8月31日まで)の季節がやってきた!
そもそも、屋上緑化と地産地消の一環として、マロニエゲート屋上での養蜂はスタートしたそうだが、いまではすっかり夏の風物詩となっている。今年もマロニエゲートのレストランでは、屋上で採れたはちみつを使い、シェフたちが考えたこの時期だけのオリジナルメニューが並んでいる。
「大都会の真ん中ではちみつが採れるの?」という疑問も湧いてくるが、巣箱を管理しているNPO法人「銀座ミツバチプロジェクト」の方によると、ミツバチの行動範囲は半径約2㎞ほどだそうなので、その蜜源は皇居、日比谷公園、浜離宮、銀座・有楽町界隈の街路樹など、意外と豊富なのだとか。
そうして採蜜されたはちみつを使った「銀座はちみつフェア」も、回を重ねるごとに認知度も高まってきているようで、マロニエゲートの担当者に聞いてみると、「今年も楽しみにしてきた」といったお客さまの声も聞かれるという。
実際に提供されるメニューも様々で、「毎年新メニューに挑戦する店舗や、この時期の定番としてはちみつを使ったメニューを提供する店舗など様々です」単に都会で採れたはちみつを味わうのではなく、和、洋、アジアンエスニックなど、いろいろなジャンルの特徴を生かしたメニューが楽しめるのもこのフェアのいいところ。ということで、気になる今年のオリジナルメニューを見てみよう。
和、洋、アジアンエスニックとはちみつの美味なる融合
今年はマロニエゲートのレストラン13店舗からオリジナルメニューが出揃った。そのなかから、いくつかをご紹介したい。
まずは、10階にあるフレンチカフェ&バー『ミラヴィル インパクト』の「銀座ハチミツとグラパラリーフのスイートサラダ」(756円)は、酸味が特徴的なグラパラリーフ(サボテン)を、生の銀座はちみつとホワイトチョコレート、リンゴのピュレ、爽やかなハーブとともに楽しむデザート感覚のスイートサラダ。ハチミツの自然な甘さがグラパラリーフの酸味とマッチして、他にはないひと皿に仕上がっている。
12階にある『琉球料理・島野菜 土の実』では、「アグー豚とブルーチーズのミルフィーユ豚カツ 〜特製ハチミツソース〜」(1,058円)を提供している。こちらは、沖縄県産アグー豚のバラスライスの中に、トロけるチーズと、銀座はちみつと相性の良いブルーチーズを入れて揚げている。また、豚カツにつける特製ハチミツソースは、白ワインなどを入れて、豚カツに合うようにアレンジされている。
同じく12階の『江戸前肉割烹 宮下』は、「マロニエハニープリン」(1個702円)で、銀座はちみつのおいしさを引き出す。このお店で人気ナンバー1の和三盆プリンに、銀座はちみつ入りのカラメルをかけた濃厚プリン。普段の定番人気メニューが、どう変化するのかが楽しみな一品だ。
この他にも、「銀座はちみつライムスカッシュ」(520円、11階『シンガポール・シーフード・リパブリック』)や、「ハニー ハイボール」(702円、10階『ジムトンプソンズテーブル タイランド』)といったドリンクメニューや、「銀座はちみつ&発酵バターのフレンチトースト」(864円、4階『サンデーブランチ』)、「苺と完熟パパイヤのチェー」(800円、11階『ヴェトナム・アリス』)といったスイーツもある。
毎年、この時期にしか食べられないオリジナルメニューの人気は高く、「去年も食べにきたので、今年も楽しみにしていた」と訪れるお客さまも多い。
また、単に銀座はちみつを美味しく食べるということに留まらず、お客さまからの「マロニエゲートの屋上でミツバチを飼っているの?」といった驚きの声から、自然にお客さまとスタッフのコミュニケーションも生まれるという。その土地で採れた農産物を食べることで、食やその地域について知ることができるのも地産地消の楽しさ。マロニエゲートの夏の風物詩ともなった「銀座はちみつフェア」で、都会が作り出した自然の甘みを堪能してみてはいかが?
※商品の価格はすべて税込みです。
マロニエゲート
住所 | 中央区銀座2-2-14 |
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アクセス | JR有楽町駅から徒歩3分 |
有楽町today編集部が有楽町についての情報を発信します。