我らが「有楽町.today」のサイトロゴ。手前味噌ではありますが、「スタイリッシュだね」とか、「洗練された感じがする」といった声や、「フォーマルになり過ぎず、カジュアルさもあって有楽町らしい」などのお褒めの言葉をたくさんいただいております。
サイトのロゴは、そのまま企業ロゴと言っても言い過ぎではありません。有楽町.todayのまさに顔となるわけです。そこで、今回はこのデザインが生み出された背景について、実際にデザインをしていただいたデザイナーの佐久間梨江さんにもお話を伺いながらご紹介したいと思います。
「クラウドワークス」でデザイン初採用ところで、「クラウドワークス」って何?
佐久間さんのお話を伺う前に、今回、サイトロゴのデザインをするにあたって、有楽町.today編集部が利用した「クラウドワークス」というサービスについて少しご説明します。
クラウドワークス」は、“日本最大級のクラウドソーシングサービス”として、企業(や組織)が、アプリ開発やホームページ制作、デザイン、ライティングなどをウェブを介してクリエイターから募るという21世紀型のサービスです。
今回、私たちもクラウドワークスを通して、サイトのロゴデザインを全国にいるデザイナーの方々に向けて広く応募しました。その結果、なんと150を超えるデザインが寄せられ、その中から佐久間さんがデザインされたロゴを採用させていただいたというわけです。
では、佐久間さんにお話をお伺いしましょう。今回、インタビューは有楽町マルイの3階にあるブラッスリー・カフェ「SKEW」で、ガラス張りの向こうに有楽町の街を眺めながら行いました。
――このたびは私たちのサイトロゴをデザインしていただいて、ありがとうございました。採用が決まったときの率直なご感想は?
「クラウドワークスを始めて、まだ1、2週間だったので、まさか自分のデザインが採用されるとは思っておらず驚きました。実は、今回が初めて決まった案件だったんです」
――普段、有楽町に来られることはありますか?
「あまり頻繁に、というわけではありませんでした。というのも、もともと大阪で仕事をしていて、その後、名古屋、東京という感じで職場が移ったので東京にあまり詳しくなくて」
――有楽町については、どのようなイメージをお持ちですか?
「以前は、ビジネスの街という印象がありました。それが、ちょうど私が東京に来た頃からイメージが変わってきて、新しい商業施設もできて一気にオシャレになりましたよね。あくまで私の勝手な印象ですけど(笑)。でも、その頃から私の周りでも有楽町で遊ぶ人が増えましたね。有楽町で待ち合わせをして、ショッピングやカフェに行ったり。あと国際フォーラムに行ったりとか。有楽町って1日過ごすにも何でもあっていいんですよね」
“楽しく、輝きのある街・有楽町”を形に
――普段、デザインをするときに大切にしていることはありますか?
「仕事としてやっていない、ということですかね(苦笑)。でも、それが私にとってすごく大切なことで、とにかくデザインが楽しくて仕方がないので、何時まででもやれるんですよね。もちろん、嫌なこともありますけど、それも含めて成長することができますからね。もともと仕事が好きですから、なんとも幸せな限りだなと自分でも思います(笑)」
――今回、「有楽町.today」のロゴをデザインするにあたって、どんなことを頭に思い浮かべながら作業を進められましたか?
「まず、依頼内容を見て『有楽町って歴史があるんだな』ということを知ったので、自分なりに過去のことについて調べてみました。かつては新聞社の本社がいくつもあったり、宝塚歌劇団やニッポン放送、さらには映画館が次々に建ち始めて、文化的な香りのする街になっていったこと。さらに時代を遡れば江戸城のお膝元の街として奉行所があったり、歴史と文化を感じさせる街だということを知ることができました。そういったことを考えてデザインをしました」
――なるほど。では改めて今回、デザインされたロゴについて教えていただけますか?
「歴史のある街という感じを出したいと思いました。日本には家紋がありますよね。その中でも六角形の亀甲という形は、縁起がいいとされているし、現代的に言えばダイヤモンドの雰囲気もあるんですよね。これしかないって思いました(笑)」
――今回、応募いただいたロゴでは、「有」の文字をデザインに採用された方が多かったんですが、その中で佐久間さんは「楽」を選ばれました。
「イメージとして、“楽しく、輝きのある街、有楽町”という思いを込めて『楽』にしました。文字の色も輝きを放つようにしたくて。それに有楽町線のシンボルカラーでもありますから、イメージが合致しやすい、パッと見たときに頭の隅でリンクしやすいのではないかと思いました」
子育てママも自分の時間に仕事ができる
――ロゴデザインは、これまでもよくデザインされていたんですか?
「それが、実はロゴは苦手なんです。広告のデザインなどをよくやっていたんですけど、ロゴが一番苦手で……。ただ、今回は依頼内容を見て、これはやってみたいと思ったのと、子供がまだ小さくて、クライアントとのやり取りの多い大きな仕事をやりきれないということもあったんです」
――まとまった時間のないなかでのお仕事なんですね。
「そうなんです。それに実はフリーランスになったのが今年の4月からなので、自分の作品を作りたいのと、勘を取り戻したいなと。そういう仕事の仕方にとって、クラウドワークスはやりやすいですよね。会社名や肩書きも関係なく仕事ができますから、やりがいもありますし」
――「有楽町.today」のロゴが採用されてから、すでにクラウドワークスで7つの案件でデザインが採用されたそうですね。
「よくご存知ですね! そうなんです。ありがたいことに色々と採用していただいて。クラウドワークスは、自分のやりたい時間に仕事ができますから、いまはストレスもないですしね。フリーになったので、どんどん仕事をしないといけないですからね!」
インタビューをした店舗データ/ブラッスリー・カフェ スキュー
住所 | 千代田区有楽町2-7-1 有楽町マルイ3F |
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アクセス | JR有楽町駅京橋口・中央口から徒歩1分 |
TEL | 03-5293-4400 |
営業時間 | 月〜土11:00〜23:00(日・祝は11:00〜22:00) |
定休日 | 不定期(詳しくは有楽町マルイ ホームページをご覧下さい) |
有楽町today編集部が有楽町についての情報を発信します。