“有楽町ガード下を中心とした美味しい飲食店”をレポートする「有楽町グルメレポート」。今回ご紹介するのは「お食事処 いわさき」。日本初のガード下飲食店として、なんと約100年の歴史を誇る同店をレポートします!
日本で初めて誕生したガード下飲食店は有楽町にあった!昭和レトロな定食屋のやさしい時間
晴海通りと高架が交差した日比谷寄り路地の一角に立地する「お食事処 いわさき」は、大正時代、現在「日の基」がある場所で24時間営業のおでん屋として創業された、日本で初めて誕生したガード下飲食店。
終戦後、現在の路地の一角に移転し、和食店としてリスタートさせた2代目を経て、3代目の今のご主人がなつかしさを感じるメニューを振る舞う大衆食堂としてにぎわっています。
外観から店内まで、どこを見渡してもレトロ感満載!昭和時代にタイムスリップしたキブンが味わえるばかりか、あたたかみのあるご主人と奥様のやさしいおもてなしにもほっこり。ご夫婦おふたりで切り盛りしてきた長い年月を感じるうれしいひとときです。
名物裏メニュー『ワカレ』は、昭和の有楽町を思い起こす56年以上変わらない味!
この日のオーダーは、裏メニューの「ワカレ」(税込750円/プラス税込100円でお味噌汁付き)。「ワカレ」とはカツ丼の具とご飯が別々に提供されるメニューで、常連さんのリクエストで生まれた名物裏メニュー。同店に訪れた際には、古き良き時代を感じる「ワカレ」をぜひオーダーしてみて!
待つこと少し、やってきたのは、薄い肉を使用した昭和時代のカツ煮を思い起こさせるそれ。豊かな香りにもくすぐられながら一口いただくと、割り下が染みわたった濃厚な味がご飯にピッタリ!シャキシャキした玉ねぎと、トロリとした卵のマッチングも絶妙です。