伝統芸能に触れる有楽町×国立劇場「Yurakucho Times National Theatre」国立劇場開場50周年記念イベント


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今年の秋、開場50周年を迎える国立劇場。それを記念し、さまざまなイベントが行われます。そのひとつ、『国立劇場開場50周年記念イベント「有楽町×国立劇場(Yurakucho Times National Theatre)」』が、去る9月18日(日)、有楽町駅前広場で開催されました!

有楽町駅前広場に国立劇場がやってきた!大人から子どもまで楽しめる50周年記念特別企画

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「伝統芸能の上演」「伝統芸能の伝承者の養成」「調査研究・資料の収集および活用」の3つの主要事業を軸に、独立行政法人日本芸術文化振興会が運営する国立劇場。約1600席の大劇場と約600席の小劇場で、歌舞伎・文楽・邦楽・日本舞踏・雅楽・声明・民俗芸能が上演される、日本の伝統芸能の総本山ともよべる劇場です。

今回、有楽町駅前広場で開催された『国立劇場開場50周年記念イベント「有楽町×国立劇場(Yurakucho Times National Theatre)」』は、国内外の方々に日本の伝統芸能に親しんでもらおうというイベントだけあって、大人から子どもまで誰もが魅了される演目ばかり。

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当日は、国立劇場のマスコットキャラクター・くろごちゃんも登場し、キュートな姿でイベントに花を添えました!

「江戸祭囃子」「太神楽」「連獅子」など、有楽町の風景がひときわ華やかに

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12時からスタートしたステージプログラムのオープニングを飾ったのは、東京のお祭りを華やかに盛り上げる「江戸祭囃子」。小気味よい笛や太鼓が辺り一面に響きわたり、リズムにあわせて手拍子する人であふれかえるひとときに。

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続いて、国立劇場の伝統芸能伝承者養成事業出身の出演者による「太神楽」。羽織袴で和傘を手にとり、見物客とのかけあいでも楽しませながら玉や升をまわす様はお見事!自然と歓声と拍手がわき起こり、誰もが身を乗り出して熱心に見入る様子が印象的でした。

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盛り上げ上手の演者が揃う「翁家社中」に乗せられ、見物客のテンションはあがる一方。笑いあり、驚きあり、日本の伝統芸能が民衆によって育まれてきたことがうかがえる瞬間です。

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この日、もっとも歓声があがったのは、歌舞伎舞踊「連獅子」。能の「石橋(しゃっきょう)」の小書にある白頭と赤頭の親子獅子の舞を歌舞伎に移したもので、荘厳な白頭と活発な赤頭の共演が美しい演目です。

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このほか、ステージでは「ボンボンブラザーズ」「鏡味仙三郎社中」が太神楽を披露し、国立劇場関連グッズや伝統文化関連品のPR、過去の国立劇場公演ポスター展示などのPRブースも大好評だった『国立劇場開場50周年記念イベント「有楽町×国立劇場(Yurakucho Times National Theatre)」』。50周年を記念して各種イベントが行われる貴重なこの機会に、ぜひ国立劇場に足を運んでみて。

【独立行政法人日本芸術文化振興会 伝統芸能伝承者養成事業 研修生募集】
詳しくは下記URLをご参照ください。
http://www.ntj.jac.go.jp/training/trainee.html

国立劇場開場50周年記念イベント「有楽町×国立劇場(Yurakucho Times National Theatre)」

場所 有楽町駅前広場
日程 2016年9月18日(日)12:00~19:00
*イベントは終了いたしました。
アクセス JR有楽町駅 駅前
地下鉄有楽町駅 徒歩1分
地下鉄銀座駅 徒歩3分
URL http://www.ntj.jac.go.jp/50th/
http://www.yurakucho-kyogikai.org/news/update144.html