20代~30代女性の人気が高いことで知られる「ジルスチュアート」。愛らしさ満点のラインナップは、新作が登場するたびに即完売するほど。そのジルスチュアートがネイルサロンを展開していることをご存知でしょうか?「プランタン銀座」アネックスの3Fにある「ジルスチュアートネイルサロン」は、らしさ満載の感度の高いサロン。ジル好きの人はもちろんのこと、オフィスシーンにピッタリのネイルが得意なサロンを探している人にもイチオシです。
ジルスチュアートらしいピンクと白を基調にした女性がワクワクする癒しのスペース
オフィスシーンに馴染む上品な色味とシンプルなデザインが人気の同店のネイルは、女性の指先から手をキレイに見せてくれるといわれるピンクの中でも、他店にはないバリエーションの豊富さが特徴。自分の肌にピッタリの絶妙なカラーに出会えるはず。
ちょっとした姫キブンにひたれるのは、フットのジルスチュアートコース。なんとフットバスをキュートなピンク色に染めてくれるサービス!
しっかりとしたタイプのチェアでくつろぎながら個室で施術を受けられるため、ハンドだけじゃなくフットネイルにも注目です。
ホームケアアイテムも大充実!ギフトにも最適なアイテムはネイルコースを受けなくても購入OK
ジルスチュアート ネイルサロン プランタン銀座店
住所 | 東京都中央区銀座3-2-1 アネックス館3階 |
---|---|
アクセス | JR有楽町駅 中央口 徒歩4分 地下鉄 銀座一丁目駅 4番出口 徒歩2分 地下鉄 銀座駅 C6,C8,C9出口 徒歩2分 |
TEL | 03-3561-3225 |
URL | http://www.printemps-ginza.co.jp/shopinfo/shop/jill_nail.html |

有楽町today編集部が有楽町についての情報を発信します。
【有楽町の歴史をたどる】シリーズ第3回「すし屋横丁で先駆け的メニューを提供した食堂の粋」とんかつあけぼの 中村武志さん
高度経済成長期にがんばり続けた人たちのおかげで混乱を乗り越えた街としても知られる有楽町。中でも、有楽町駅前に広がっていた「すし屋横丁」は、戦後の混乱期にたくましく生きた商人たちの象徴。有楽町.TODAYが贈る、有楽町の歴史をご紹介する【有楽町の歴史をたどる】シリーズ。第3回は、すし屋横丁で食堂を営み、東京交通会館落成後は同会館B1Fに移転し営業する「とんかつあけぼの」の先代である中村武志さんが登場。当時を物語る上でなくてはならないすし屋横丁と有楽町を語っていただきました。
近隣勤務者たちの憩いの場である大衆食堂からスタートした人気とんかつ店
昭和37年、近隣勤務者たちの憩いの場である食堂を誕生させ、東京交通会館に移転後は人気とんかつ店として繁盛。現在、ご子息が後を継いで美味しいとんかつを変わらず提供する「とんかつあけぼの」の先代・中村さん。
「なにもない中で毎日必死。ともかく朝から晩までよく働いたな」と快活そのもので語る中村さんは、今でも朝の仕込みのため店に出向き、仕込みを終えてからさまざまな活動に精を出す元気な先代。
「うちはすし屋横丁最後の時代に開店したんだけれど、東京オリンピック開催前で街全体でがむしゃらにがんばった時代。都庁や大手新聞社のおかげで、すし屋横丁は潤った」
当時の有楽町は、都庁と読売・毎日・朝日など各新聞社が揃っていた時代。都庁・大手新聞社が移転するまで続きます。
すし屋横丁は誰もが生きるために必死だった時代の象徴
「早朝から店を開けて、今で言うモーニングを提供する大衆食堂として商売していたんだ。朝昼晩問わずカレーライスや定食が人気で、毎日通ってくれたお客さんたちのおかげでやってこれた。ありがたかったね」
すし屋横丁で実際に軒を構え商売を営んだ貴重な人物。実際の「すし横」の印象をお伺いしてみました。
「ヤミ市のようだったね。今の上野のアメ横ほど人は多くないけれど、あれを昭和初期の横丁にしたような。すし横は、戦後の混乱期に建てた商店が集まったもので、いわゆる合法的な商店街じゃないから。あの頃はそれが当たり前で、みんな生きることに必死だったよ。そうやってきたから今があるんだけれどね」
ご苦労もたくさんあっただろうことを事もなげに笑いながら時折目を細め、当時をなつかしむように語る中村さん。昭和30年代中期の空気が蘇ります。
食堂時代の人気メニューにヒントを得てとんかつ店としてリスタート
今年で50周年を迎えた東京交通会館が完成し、すし屋横丁で営業していた商店は14、15軒ほど入居したそう。
「うちは完成から数年経った昭和43年に入ったんだよね。少し休養したんだ。食堂時代に1番人気だったカツカレーにヒントを得て、とんかつ屋でやっていこう、と。これが当たって、今では次男・三男が後を継いで、それぞれの嫁さんと4人で店を切り盛りしている。長男は歯科勤務医で、父親に似ず優秀な子供たちに育ったね。嫁さんが子育てがんばってくれたおかげだよ」
茶目っ気たっぷりに語る中村さん。明るく実直にご商売をやってきた背中を見てきたからこそ、奥様に頼りにされ、息子さんたちも立派に育ったことが感じられます。
今では外国人のお客さんも日本文化として楽しんでくれている
東京交通会館内ですし屋横丁出身の店舗は、現在何店舗営業しているのでしょうか?
「今は半分くらいかな。都庁と新聞社の移転で様変わりした。主のお客さんが都庁と新聞社だったお店は一緒に移転。残っているお店はそれ以外のお客さんが多かったことが理由だね。それでも移転当初は売上が落ち込んだよ。すし横時代と違って、交通会館に移転してしばらくは昼間は繁盛したけれど夜は閑散としたしね」
現在の同会館はアンテナショップなどが多数入居し、昼夜問わずお客さんが足を運ぶようになっていますが、それまでは銀行や証券会社などが主だったため、夜はそのまま帰宅してしまう人が多かったそう。
「今では外国人のお客さんも多いんだよね。とんかつを揚げる姿まで楽しんでくれている。日本文化として捉えられているんだろうね」
混迷の時代を生き抜いてきたからこそ「何十年もやっていたら良いこともなくちゃねって思うんだ。子供たちも立派に育って、ようやく良い人生だなと思えるようになったよ」といたずらっ子のように微笑む中村さんは、幸せの「福顔」でした。

有楽町today編集部が有楽町についての情報を発信します。
気分はすっかりパリジェンヌ!「アンジェリーナ」のお店で本格的な食事が味わえる?
看板スイーツ「モンブラン」で知られる老舗ケーキショップ「アンジェリーナ」。パリの本店はココ・シャネルをはじめ数々の著名人やパリジェンヌに愛され、「プランタン銀座」本館1Fの同店もメディアや著名人から指名があるほどの人気店です。加えて、本館2Fにある「サロン・ド・テ アンジェリーナ」も同じく人気が高い名店として多くの人が足を運びます。今回は、どんなニーズにもピッタリな同サロンの魅力をご紹介しましょう。
リニューアルを経て、「プランタン銀座」本館2Fから有楽町を眺められる立地で展開するオシャレなサロン
昨年、30周年を迎えたプランタン銀座のオープンと同時に開店したアンジェリーナは、当初1Fの路面に面した店構えでのスタート。入口でモンブランなどのスイーツを買い求めることができ、奥のカフェで食事ができる、ケーキショップとカフェが同店舗として運営されていました。
リニューアルを経て、テイクアウトのケーキショップが本館1F数寄屋橋口のエントランス前、飲食ができるサロンとして本館2Fにて展開。サロンが2Fに移転したことで、食事をしながら景色が楽しめるお店として生まれ変わりました。
パリの情緒あふれるセンスを感じるインテリアや内装が印象的な同サロンは、美味しい食事やスイーツをリーズナブルに味わえる工夫が凝らされています。「本当に良いものを」と本格派としてこだわりながらも敷居が高くないため、年代を問わず楽しめる親しみある名店です。
本格的コースメニューには名物「モンブラン」がセット!デザートプレートやランチ、アラカルトなど充実
女性人気が高いプランタン銀座内ということも手伝い、同店も「女性ひとりでも気軽にディナーコースが食べられる」貴重なお店。名物のモンブラン(またはシーズンモンブラン)がセットになったコースは、好みを問わず食べやすいながらも独自性豊かなメニュー。にも関わらず、コース料金は3,240円・4,320円(各税込)と驚くほどリーズナブル!アラカルトメニューやランチメニューも税込1,000円台で充実しているため、どんなニーズ、シーンにもピッタリ。
また、アンジェリーナらしさあふれる「デザートプレート」(税込1,620円)は、モンブラン(またはシーズンモンブラン)と季節のアイスクリームパフェ、ドリンクがセットになっており、ティータイムにおすすめです。
季節ごとのコースメニューなども提供されており、足を運ぶたびに新たな発見と出会える「サロン・ド・テ アンジェリーナ」。ひとりで、女性同士で、カップルで。どんなときでも、誰と訪れても安心感のある同店で、居心地の良いひとときを過ごしてみては。サロン・ド・テ アンジェリーナ プランタン銀座本店
住所 東京都中央区銀座3-2-1 アクセス JR有楽町駅 中央口 徒歩4分
地下鉄 銀座一丁目駅 4番出口 徒歩2分
地下鉄 銀座駅 C6,C8,C9出口 徒歩2分TEL 03-3564-4004 URL http://www.printemps-ginza.co.jp/restaurant/angelina/index.html 有楽町today編集部が有楽町についての情報を発信します。
史上最強バンド「The Rolling Stones」の日本唯一「ストーンズ・コンセプトストア」、6/1(月)まで期間限定オープン!
昨年、8年振りとなる来日公演を大成功に収め、既存のファンを熱狂させただけでなく新たなファンまで獲得したロックバンド「The Rolling Stones」。「生きる伝説」とも呼ばれる史上最強バンドは、世界中の人たちを今なお虜にしています。そんな彼らのアパレルアイテムが購入できる「The Rolling Stones official T-shirt Concept Store 2015」が、6月1日(月)まで「有楽町マルイ」1Fカレンダリウムにて期間限定ショップとしてオープン中です!ストーンズメンバー全員がデザインチェックをしているオフィシャルアパレル商品が揃うショップ!
デザインやアイテムによっては日常使いがしにくい「アーティストのアパレル商品」とは違い、驚くほど使い勝手が良くオシャレ!ストーンズメンバー全員がデザインチェックをしているオフィシャルアパレル商品が揃う貴重なショップです。
「田辺画伯」ですっかりおなじみ!俳優田辺誠一さんとのコラボレーショングッズが有楽町に登場!
男性女性問わず使い勝手・デザインセンスが良い商品をコンセプトストアで楽しんで
女性客だけでなく、男性客も数多く訪れ買い求めていくという同限定ショップ。「The Rolling Stones」の人気はもちろんのこと、デザインセンスの良さ、空間ディレクションの巧みさがうかがえます。
The Rolling Stones official T-shirt Concept Store 2015
住所 東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町マルイ アクセス JR有楽町駅 中央口 徒歩2分
地下鉄 銀座駅 C9出口 徒歩2分
地下鉄 銀座一丁目駅 2番出口 徒歩2分
地下鉄 有楽町駅 D7出口 徒歩2分TEL 03-3212-0101 営業時間 11:00~21:00
(日祝は10:30~20:30)URL http://www.0101.co.jp/stores/guide/storetp/limited/00086detail.html?comment_id=94849&prop28=860_pc_lt_The%20Rolling%20Stones%20official%20T-shirt%20Concept%20Store%202015 有楽町today編集部が有楽町についての情報を発信します。
【有楽町グルメレポート】インドマグロの美味しさに出会える定食と居酒屋メニューの老舗「玉菊」
“有楽町ガード下を中心とした美味しい飲食店”をレポートする「有楽町グルメレポート」。今回ご紹介するのは「玉菊」。インドマグロを看板に掲げている同店は、ランチタイムの定食と、夜の居酒屋メニューのどちらにも定評がある老舗店。鮮魚が美味しいお店に外れなし!の定説を裏切らない同店をレポートします!
国際フォーラム側とガード下飲み屋街側のふたつの入口を持つ、有楽町のガード下構造を活用した玉菊
もしくは、開店してからしばらくすると、国際フォーラムに面した表通りの入口が開くので、それから訪れても良さそう。いずれにしても、「薄暗くてとっつきにくいガード下の飲み屋」という先入観はすぐに覆されるのでご安心を!
「インドマグロの玉菊」と大きく記されているように、こちらのお店はすべてのマグロ料理にインドマグロを使用していることが特徴。身が締まったインドマグロは、食べてみると旨みがしっかりと伝わり、クセになる美味しさだそう。早速店内に足を運んでみましょう。
クセや臭みがまったくなし!柔らかな味わいが口中いっぱいに広がるインドマグロの魅力
大衆食堂の趣きのお店のため、インドマグロ以外にもさまざまなメニューがありますが、ここはやはり看板メニューを!とはいえ、インドマグロ料理だけでもかなりあることには驚きです。スタッフの方にアドバイスをいただきながら「ねぎとろ丼」(税込1,050円)をオーダーしてみました!
この日はランチタイムに訪れましたが、夜の居酒屋メニューも美味しそうなものばかり。『鮮魚が美味しいお店に外れなし』とはよく言ったものですが、間違いなくこちら玉菊も期待通りのメニュー尽くし。次は夜に足を運ぼうと思わせてくれた、女性でも入りやすいガード下の老舗大衆居酒屋。インドマグロをはじめとした玉菊の魅力に出会ってみてくださいね!
玉菊
住所 東京都千代田区丸の内3-6-10 TEL 03-3215-8027 アクセス JR有楽町駅 徒歩1分 営業時間 平日11:00~14:00、17:00~23:30
土日11:00~23:30有楽町today編集部が有楽町についての情報を発信します。
足先まで見せるオシャレにトゥリングをプラス!5/28(木)まで期間限定「フローツ」が有楽町マルイに登場
気温の上昇とともに肌の露出もアップ。年代問わず生足にサンダルなど足先まで見せるオシャレを楽しむ女性が増えるシーズン。ペディキュアで彩り、街でビーチでリゾートでエンジョイする人も多いのでは?そこでオススメしたいのが、「フローツ」のトゥリング。5月28日(木)までの期間限定で「有楽町マルイ」1Fレディスファッション雑貨コーナーにて展開しています。「トゥリングって?」と初めて耳にする人でも大丈夫。年代問わず取り入れやすいワンランク上の「ひととは違うオシャレ」をご紹介します。
大人にもピッタリ!足の指にはめる指輪「トゥリング」を展開する「フローツ」
品質が良くハイセンスなラインナップ!口コミ人気で広まる結果に
他店とは一線を画すほど「品質が良い!」と評判が高い理由は、伸縮性のあるクリアラバーを使用したオリジナルSPリング構造を採用していること。指のサイズを問わず、心地よく足の指にフィットするので、サイズ感を気にしながら購入をためらう必要もありません。
デザインに目を移すと、チャーミングな愛らしさから、シックなタイプ、ゴージャスに装えるものまで、バリエーションの豊富さに見とれてしまいそう。好みで購入したり、シーンに合わせて買い足していくことも可能です。
常設のリアル店舗は「表参道・原宿本店」だけ!希少価値が高い期間限定ショップが有楽町に
オンラインストアがあるとはいうものの、手にとってじっくりと選べるのはリアル店舗ならでは。貴重な期間限定オープンなので、この機会に「有楽町マルイ」に足を運んで「フローツ」のトゥリングの魅力に触れてみて。
有楽町マルイ「フローツ」ポップアップショップ(期間限定)
住所 東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町マルイ アクセス JR有楽町駅 中央口 徒歩2分
地下鉄 銀座駅 C9出口 徒歩2分
地下鉄 銀座一丁目駅 2番出口 徒歩2分
地下鉄 有楽町駅 D7出口 徒歩2分TEL 03-3212-0101 営業時間 11:00~21:00
(日祝は10:30~20:30)URL http://floats.co.jp/ 有楽町today編集部が有楽町についての情報を発信します。
5/27(水)までの期間限定!キティちゃんのベーカリーショップ「キティの散歩道」が有楽町マルイに登場
小さなお子さんだけじゃなく、「大人女子」たちにも大人気のサンリオキャラクター「ハローキティ」。キュートなキティちゃんは今や世界中の女性たちをトリコにしており、さまざまなグッズが発売されていることでも話題です。そのキティちゃんのベーカリーショップ「キティの散歩道」が、5月27日(水)までの期間限定にて「有楽町マルイ」1Fエントランスにやってきました!
愛らしさ満載!「ハローキティ」尽くしのキュートなベーカリーショップ
ハローキティの顔型のケーキパン、ハローキティが焼き印されたたまごパン、ハローキティのリボンを型どったスコーン、柔らかなくちどけのハローキティラスクなど、目移りしそうなくらい「ハローキティ」が揃っています。
有楽町マルイ「キティの散歩道」
住所 東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町マルイ アクセス JR有楽町駅 中央口 徒歩2分
地下鉄 銀座駅 C9出口 徒歩2分
地下鉄 銀座一丁目駅 2番出口 徒歩2分
地下鉄 有楽町駅 D7出口 徒歩2分TEL 03-3212-0101 営業時間 11:00~21:00
(日祝は10:30~20:30)URL http://www.0101.co.jp/stores/guide/storetp/limited/00086detail.html?comment_id=94857&prop28=860_pc_lt_%E3%82%AD%E3%83%86%E3%82%A3%E3%81%AE%E6%95%A3%E6%AD%A9%E9%81%93 有楽町today編集部が有楽町についての情報を発信します。
【有楽町の歴史をたどる】シリーズ第2回「日本の美しい伝統文化と心の通い合いが存在する街」照鮨 加賀真由美さん
再開発事業により商業ビルが立ち並び様変わりした有楽町。では、今の姿に至るまで、どんな道のりを歩んできたのでしょうか?有楽町.TODAYが贈る、有楽町の歴史をご紹介する【有楽町の歴史をたどる】シリーズ。第2回は、東京交通会館B1Fで営業する「照鮨」の女将として人気の加賀真由美さんが登場。有楽町の街と歩みを共にした照鮨と有楽町を語っていただきました。
昭和21年創業「照鮨」は、二・二六事件にも遭遇した激動の人生を送った先代がはじめた老舗店
昭和21年創業の歴史ある老舗寿司店を切り盛りする加賀さん。「主人の母が銀座ではじめた小料理屋が照鮨の元祖なんです」。そう語る加賀さんは、生き生きとした笑顔と心やさしさが自然と伝わる気配りがとても印象的な若女将。
「義理母は銀行員として勤務していたときからお茶やお花が達者。当時の女性としてはめずらしい『女性も手に職を』という感覚が優れており、一念発起して小料理屋を開店させた、今で言うキャリアウーマンです」
行員時代、歴史上に残る二・二六事件にも遭遇する激動の人生を送った先代の息子である加賀さんのご主人が寿司職人として腕を振るう同店は、常連さん中心とはいえ一見さんにも温かい誰もがくつろげる老舗店。ともすれば「お品書き掲示がない寿司店」は敷居が高く感じられてしまいますが、ご夫婦のお人柄を表すように居心地の良い空間です。「おかげさまで有楽町の変動の中で続いてこれました」と、在りし日の有楽町へと話は移ります。
著名文化人たちが愛する有楽町。照鮨の歴史からもその事実が浮かび上がる。
「有楽町駅前に移転し、しばらく続いていたのですが、東京交通会館ができるということで一帯に立退き依頼が出たんです。現在のマルイの位置に『商業施設が建つからそちらに入居を』とのことでしたが、先代の時流を読む勘が働き『すぐに建つとは思えない。ご愛顧いただいているご贔屓筋を守るためにも、交通会館に入居できるように』と。
早くからお願いしていた甲斐あって無事に入居。先代の一声がなければ照鮨は存続できませんでした」東京交通会館に移転する前のお写真を見せていただくと、映画の世界に登場するかの有楽町の風景がそこに。新鮮な驚きを感じていると「実は、映画『東京物語』のパンフレットに使用された写真。常連さんが気づいて持ってきてくださいました」。
文化人たちが愛した街としてもたびたび名があがる有楽町。照鮨の歴史からもうかがえます。「『月光仮面』の歌、ご存知ですか?あの歌はうちの店で生まれたんです」と、これまたサラリと披露。
著名作詞家・川内康範さん(享年88)も贔屓にしていた同店。ある日、関係者と酒を酌み交わしながら自身作の月光仮面の主題歌について案を練っていたそう。なかなか浮かばず悩んでいたところ、「月光仮面って、疾風のように表れて、疾風のように去っていく……そんなイメージですよね」とポツリとつぶやいた一言に「それいいな!それでいこう!」。
誕生の瞬間を目撃し、誕生の場となった照鮨。「そのとき、川内先生と関係者の方のアイデアを懸命に書き留めていたお弟子さんが阿久悠さん。よく連れ立ち訪れてくださったそうです」。
続けて、「当店の暖簾は、先代の行員時代の同僚・松井如流さんによるもの。駆け出し書道家時代、仲良しの縁でお願いしたところ快諾。お弟子さんに、ウイスキー「山崎」などの題字を担当した佐治敬三さんらがいらっしゃる方ですよ」と楽しそうに教えてくださる加賀さん。
いまだ記憶に鮮明な超有名曲の舞台となっただけでなく、多くの著名人たちが愛する老舗店を切り盛りする加賀さんご夫婦は、肩肘張らないナチュラルさが本当に魅力的。有楽町は古きと新しきを融合させる柔軟な感性の持ち主たちにより時代と共に変化する
「有楽町は再開発を経て女性が増え、お店にも女性同士のお客様が足を運んでくださるようになりました。女性がカウンターでお寿司をつまみながら一杯傾ける。とてもいい時代だと思います」。ご主人がにぎる美味しい寿司だけでなく、朗らかな若女将のお人柄に触れたくて立ち寄る人も少なくなさそうです。
「寿司店の趣きが少なくなりました。うちは『日本ならではの伝統と気配りを守り続ける役目がある』と、やらせていただいています。やっぱり誰かが守っていかなくてはたいせつなものがなくなってしまいますものね」
有楽町を支える人たちは、この街に誇りを持ちながら、古きと新しきを融合させる柔軟な感性の持ち主たち。時代と共に変化する有楽町に触れるお話の数々でした。
有楽町today編集部が有楽町についての情報を発信します。
「食」「農」に特化した新しいカタチのコワーキングスペース「銀座ファーマーズラボ」
「食」とりわけ「農業」を取り巻く状況は刻々と変化し、地方農家の高齢化による減少が危惧されたニュースなどを見聞きした人も多いのでは?とはいうものの、現在の農業は若い世代が積極的にあらゆる形で参入し、「日本ならではの美味しい農作物を届けたい」という想いを共にする世代間交流やビジネスも活発になりつつあります。そんな中、有楽町駅前の「東京交通会館」6Fに誕生した、「食」「農」に特化したコワーキングスペース「銀座ファーマーズラボ」が注目を集めています。「食」と「農」をキーワードに情報交換やビジネス支援を行うことを目的に誕生したコワーキングスペースが有楽町に登場
ジャンルを特化したことにより、通常のコワーキングスペースに比べ、場に集う人たちの交流やビジネス展開がスムーズなことが大きなメリット。「あそこに行けば同じ目的や想いの人に会える」と足を運ぶ農業関係者が増えつつあります。
食品メーカー・バイヤー・農家・飲食店関係者など、直接的に「食」「農」に関わる人だけでなく、「食」「農」にまつわる関係者であれば利用OK。たとえば、自治体・アグリベンチャー・WEBディレクターなど、さまざまなジャンルの人たちが集まることにより、より一層シナジーやコラボレーションが生まれるスペースになっています。
木のぬくもりとグリーンが好印象でオシャレ!大きく分けて3つのエリア構成
オープンスペースのため、広々とした明るいエリアで、テーブル席やカウンター席など好みやその日の気分に合わせて働く場所を選びながら仕事に取り組めるメリットがあります。作業や打合せのほか、移動式キッチンでの試作やデモンストレーション利用も可能です。
「こういうビジネスを展開している人とつながりたい」「こんな仕事ができる人を探している」などの希望者には、コーディネイターが受付サービスや紹介サポートなどを行ってくれるきめ細やかな体制も同コワーキングスペースならでは。疑問点や不明点なども相談してみて。
打合せ・商談・ワークショップ・セミナーなど目的に合わせて利用できるのは、「会議室」(5名用2,500円~/12名用5,000円~)。利用人数に合わせて全5室用意されており、ホワイトボードやプロジェクターなどの備品も利用可能です。
「日本の農業を元気にする実践的な場を作りたい」というビジョンで展開する「銀座ファーマーズラボ」。一般ユーザーたちが参加できるグルメ関連イベントなども定期的に開催され、幅広い人たちへのアプローチで活気にあふれています。関係者はもちろんのこと、ぜひイベントなどに足を運んで、オシャレな同コワーキングスペースの魅力に触れてみては。
銀座ファーマーズラボ
住所 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル6階 アクセス JR山手線・京浜東北線「有楽町駅」京橋口・中央口より徒歩1分
地下鉄有楽町線「有楽町駅」D8出口「銀座一丁目駅」2出口より徒歩1分
地下鉄丸ノ内線・銀座線・日比谷線「銀座駅」C9出口より徒歩3分
地下鉄千代田線「日比谷駅」D8出口より徒歩8分
都営三田線「日比谷駅」D8出口より徒歩5分TEL 03-5224-5505 営業時間 平日 9:00~20:00 / 土日祝 10:00~18:00 URL http://www.farmers.jp/ 有楽町today編集部が有楽町についての情報を発信します。