3月16日、三省堂有楽町店で作家・伊集院静さんのサイン会が行われました。
行列はサイン会が始まる18時の30分以上前から三省堂書店外にまで延び、発売日の2月27日から100人に配られた整理券は2日で配布終了。会社帰りのサラリーマンやOLさん、主婦、学生、リタイアされた方など、幅広い年齢層のファンで賑わいました。
■三省堂有楽町店では恒例となっている伊集院さんのサイン会
20代の時に弟を、30代で前妻(夏目雅子さん)を亡くされた伊集院静さん。今回発売された「さよならの力 大人の流儀7」は全編別れをテーマにしたエッセイ集になっています。
読者からは「泣いてしまうので電車の中では読めませんでした。特に犬が亡くなった章では、私も犬を飼っているので……」(50代女性)
「とても良い本でした。悲しみが力に変わっていくような、優しさや温かさを感じる本でした」(20代女性)といった声が聞かれました。
三省堂有楽町店では「読者の方に、作家さんと触れ合っていただく機会を提供したい」という思いから、ほぼ毎月1回のペースでサイン会が開かれています。
なかでも伊集院静さんのサイン会はここ数年で定例となっており、『大人の流儀』シリーズ発売ごとに開催されています。書店員さんによると、「毎回すごい人気で、みなさんとても楽しみにされています」とのことで、ファンの方々は長い列に並びながらも、じっと伊集院静さんに会うその時を待たれていました。
1人ひとりのファンに「今日はどこから?」「いい色のセーターですねえ」「お母さんが僕のファンなの?お母さんによろしくね」などと、フランクにお話をしながらサインをし、丁寧に握手する伊集院さん。
サイン本を手にした有楽町で勤務しているという会社員の女性は「4~5年前から伊集院先生のファンです。特にエッセイが好きですね。共感できる部分が多いので。先生のサイン会は2回目ですが、ドキドキしました。今回も来て良かったです!」と声を弾ませ、
茨城からこのサイン会のために来店した女子大学生は「サイン会は初めて。サイン本は、重みが全然、違います!怖い方なのかと思っていたら逆でした。気さくですごく優しくて、ますますファンになりました!」と興奮気味に話してくれました。
(有楽町today編集部)
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