カレー店の多い地域はどこかご存じでしょうか?
全国でいえば、東京や横浜、大阪、福岡、札幌など大都市に集まる傾向にあり、都内では主に、神保町と銀座にカレー店が集まっています。つまり、我らが有楽町周辺はカレーの聖地ってこと!
そこで「有楽町today」では、有楽町周辺(銀座、新橋、東京など)のカレー店と、カレーの魅力を紹介していきます。
今回は、有楽町イトシア地下1階にある「東京カレー屋名店会」に行ってみました!
5つの名店が勢ぞろい「東京カレー屋名店会」
「東京カレー屋名店会」とは、複数の名店が一堂に会したカレー専門店で、秋葉原・東京ソラマチ・池袋などにも店舗があります。有楽町店では、「エチオピア」「デリー」「プティフ・ア・ラ・カンパーニュ」「ビストロ喜楽亭」「共栄堂」の5つの名店が集結。5店のカレーを一度に味わえる「5店盛りコンボカレー」があるなど、名店巡りを気軽にできるのが特徴です。
ちなみに「東京カレー屋名店会」が誕生したきっかけは、2007年の横濱カレーミュージアム閉館にあります。ファンに惜しまれながらも、カレー専門のテーマパークがなくなってしまったことで、ライバル店同士が結束することになったといいます。
実は、オリジナルメニューが人気!
そんな名店のカレーを一堂に味わえるお店ですが、有楽町店で一番人気のメニューは、なんと「東京カレー屋名店会」のオリジナルのカレーなんです!
それが「名店会ビッグチキンカツカレー」(税込880円)。お皿にどーんっとのった大きな1枚肉の鶏むね肉のカツは、食べごたえ抜群です。お好みでとんかつソースをかけていただきます。
改良を重ねたというおろし玉ねぎをふんだんに使ったカレーは、ややスパイシーですが、バターを使うことで甘みやコクを生かしています。付け合わせは、ごぼう、きゅうり、大根のピクルスで、またセットにサラダがついてきます。
チキンカツはビールとの相性も◎。「ビールでカツをつまみながら、最後はカレーで〆るお客さんもいらっしゃいますよ」と店長・水谷崇宏さん。仕事帰りに、ちょっと一杯という時におすすめしたい食べ方です。
続いて紹介するのが、女性に人気のメニューである「牛すじと野菜のカレー」(税込990円)。
辛さ控えめのビーフカレーのカレーソースに、じっくり煮込んだ牛すじと野菜をトッピング。野菜は、ニンジン、ブロッコリー、ナス、しめじ、カボチャ、ピーマン、ニンニクの芽、ジャガイモと、カレーポットを彩り豊かにしてくれています。牛すじは柔らかく煮込まれていて美味。これらの上から、ガラムマサラ(※)を振りかけて、スパイスの香りを立てています。
※ガラムマサラ…いわゆるミックススパイスのこと。辛味よりも香りをつけるために使われる。
このメニューを考案したのは店長の水谷さん。「有楽町イトシアさんは、女性のお客様が多いので、女性の方に喜んでもらえるよう野菜を多めにしました」とのこと。肉も野菜も両方食べたいという欲張りな女性も満足できる一皿です!
どちらのメニューも有楽町店限定です。そのほかにも、ランチ限定メニューやディナー限定メニュー、テイクアウト用のお弁当もあります。
「東京カレー屋名店会」のメニューは、なじみのある欧風カレーがベースなので、カレーの食べ歩き初心者でも入りやすいお店ではないでしょうか。ぜひ、名店の味だけでなく、オリジナルメニューも味わってみてくださいね。
<店名>
東京カレー屋名店会
<住所>
東京都千代田区有楽町2-7-1 B1F
<営業時間>
11:00~23:00
<定休日>
不定休(有楽町イトシアに準ずる)
<URL>
http://www.itocia.jp/shops/index?shop_id=30
【ライター紹介】
名久井梨香
フリーライター。毎日カレーを食べる愛好家で、グルメサイトでカレーの連載を持つ。雑誌や新聞、ラジオなどのメディアにも出演。都内だけでなく、全国主要都市のカレーも食べ歩く。現在、カレーパンも研究中。
Twitter @nakuirika https://twitter.com/nakuirika
フリーライター。毎日カレーを食べる愛好家で、グルメサイトでカレーの連載を持つ。雑誌や新聞、ラジオなどのメディアにも出演。都内だけでなく、全国主要都市のカレーも食べ歩く。現在、カレーパンも研究中。
Twitter→https://twitter.com/nakuirika